2月にSmart & Finalで購入した25Lb. (11.3kg) の強力粉。あんなに沢山あったのにあっという間に残り1kgになってしまいました。 それで慌てて買ったのですが、手違いで Bread flour ではなく、 All purpose flour を買ってしまいました。5Lb. ならともかく、この量は困った。
悩んだ末、グルテンパウダーを足せば何とかなるかも?と思いついたので早速お試し。
初めは、失敗してもそこそこ食べれるであろうおかず系パンを作ってみました。
レシピはいつものロールパン生地で。
追加するグルテンパウダーの量を求めます。
*材料* 生地の順番はミキシングボウルに入れる順にしました(粉類は合わせておきます)
その他:ショートニング(分量外 一次発酵時のボウルに薄く塗っておく バターで代用可)
作り方 (覚えがき)
ミキシングボウルにバターを入れて弱火で溶かす(ズボラ法)
温めた牛乳を加える
グラニュー糖、塩、溶き卵を加え、平面ビーターで軽く混ぜて溶かす
インスタントドライイーストを入れ軽く混ぜる
合わせておいた粉類(中力粉とグルテンパウダー)の半量強を加える
平面ビーターで粉っぽさが無くなるぐらいまで手混ぜし、マシンにセット
Stirからスピード4ぐらいまで上げて約1分ミックス
(目盛りはStir,2,4,6,8,10の6段階)
止めてボウルを外し、残りの粉を全て入れて手混ぜ、マシンにセット
同様にStirからスピード2にしてミックスし捏ね上げる
捏ね上がりは少し固め、ボウルから出して丸め、ショートニングを塗ったボウルに戻す
ラップして暖かいところに置く 約1時間強かかった(その日の気温によって異なる)
発酵後、39gに分割(20個)、丸めてベンチタイム 30分ぐらい置いた
麺棒で楕円に伸ばし、黒胡椒を振り、カットしたベーコンを乗せて端から巻きつまんで閉じる
サイドもしっかり摘んで閉じる
天板に間隔をあけて並べる
ラップして二次発酵 2時間ぐらい!(今日は結構時間がかかった 何か問題アリ?)
溶き卵を塗り、キッチンバサミで真ん中をカット、切れ目を入れ、スプーンで少し広げるように整えてチーズを乗せ、枝豆を隙間に押し込む
マヨネーズを絞り、オレガノを軽く振り195℃(385F)のオーブンで20分(焼き色を見て時間は調節する)今回は焼き色がつかず、好みの色にするために30分少々焼くことになりました。
温度をもう少し高めにした方がいいのかな?
今日の生地は少し固めで、伸びが悪い印象。水分不足か、グルテンの入れすぎかも。
一次発酵はまあまあでしたが、二次発酵はえらく時間がかかりました。(室温26℃)
何だか弾力がありすぎて伸びるのがしんどそうな感じ。気のせいかもしれないけれど。
成形は、どんな形にするかを深く考えずに適当に進めたので何だか中途半端な形です。
それでも何とか形になりました。ベーコンと枝豆、チーズにマヨ。おまけで中には黒胡椒、トッピングにオレガノを少々。よほどのことがない限り、美味しくなる具材ラインナップです。
焼き上がりはチーズやベーコンから出た油分がオーブンシートに結構ついていましたが、冷ましている間にパンに再吸収された?様子。
心配していた枝豆の落下もチーズとマヨの糊効果でなんとかくっついていました。
落っこちたものは、熱いうちに切れ目に押し込んでリカバー。
生地の状態は、ベーコンチーズマジックのおかげかいつものパンとの違いは感じられませんでした。強いて言えば、焼き過ぎで乾燥気味でした。
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やっぱり、ちゃんと比べるには同じ条件で作って並べてみないとわからない、と翌日再挑戦。
レシピは同じロールパン生地で。
ただし、グルテンパウダーの量を少し少なめにしました。
グルテンパウダーの袋をよく読むと70〜80%とある。そうだったんだ。
前回は100%として蛋白含量を計算して12g添加したのですが、多すぎる気がしたので少し減らして10gにしました。
ジプロックバッグに入れた中力粉にグルテンパウダーを足し、袋のままよくふり混ぜて粉全体になじませました。
蛋白含量は大体12%ぐらいにしたつもり。
生地材料写真:上から 牛乳260g、強力粉400g(中力粉400g+グルテンパウダー10g)、グラニュー糖30g+塩5g、インスタントドライイースト6g(小さじ2)、卵2個(108g 溶きほぐして40gづつ使用、残りは上に塗る)バター40g
中力粉+グルテン生地(以下略して中力粉生地)から作成
ミキシングボウルにバターを入れて弱火で溶かす
牛乳は電子レンジで1分ほど温め、 ボウルに加える
グラニュー糖+塩を加える 卵液を秤に乗せたボウルで計量しながら40g加える
ミキシングボウルを少し傾けて平面ビーターで壁に沿って軽く混ぜて溶かす
インスタントドライイーストを加え、軽くほぐすように混ぜる
粉の半量を入れ、平面ビーターで粉っぽさがなくなるまで混ぜる(飛び散り防止)
マシンにセットして40秒混ぜた スピード4
ボウルを外し、残りの粉を全部入れて同様に手混ぜしてセット
スピード2で40秒混ぜて生地を完成させる
ボウル(マシンは次に使うので別のものを用意)にショートニングを薄く塗る
生地をドレッジで綺麗に取り、台に出す
膜チェック 結構いい感じでは? 生地総重量778g、生地温度 26℃
コーヒーメーカーの上で一次発酵(2時間弱:ジャムを作ったり色々で生地を待たせる事に)
ブルーベリージャムの作成
冷凍ブルーベリー200gを鍋で10分程煮る、グラニュー糖70g+レモン汁15gを加えて焦げないように煮る、一旦冷ましてコーンスターチ6gを加え、よく混ぜて煮立てて冷まし、固める
(結局固まらず、コーンスターチは追加で6g足したので合計12g それでもハチミツ状態)
もっと粒を潰しながら煮た方がよかったのか?初めて作ったので勝手が全くわからず手探り状態でした。なのであまり参考にならないかも。
強力粉生地を同様に作る 粉を半量づつ加えて各40秒ミックス 膜チェック
上が発酵後の中力粉生地 下が捏ねあがった強力粉生地(生地温度28℃)
同様に一次発酵(2時間強:中力粉生地の成形に手間取る 途中で熱源から外すべきだった)
一次発酵の終わった 中力粉生地
39gに分割して丸める ラップしてベンチタイム50分(生地の具合を見て)
20個 ロールパン 7個(黒ごまチーズ)
6個(プレーン)
ジャムパン 7個
・完全感覚ベイカーさんの「包みやすくて破裂しないジャムパン」を試してみたかった
ロールパンはしずく型にしてから麺棒で延ばし、チーズと黒ごまを振りかけて巻く
ジャムパンは真ん中厚めのペタンコ型に伸ばす
生地中央にブルーベリージャムを乗せて周囲から包み込む 上下左右の端を集める感じでしっかり閉じたが、ブルーベリー液が上がってきて液が生地につくとくっつかない
それでも何とか形にして天板に乗せ、ラップして二次発酵45分
参考動画では閉じ目を下にしていたけれど、液漏れする予感が強く上向きにしました
一次発酵の終わった強力粉生地 ちょっと過発酵気味
台に出したらそのまま半分にカット、手で上下に伸ばして更に縦半分づつにカットして分割しています
分割、丸めも同様に こちらはグルテンパウダーが無い分少なくて38gで分割 20個
ラップしてベンチタイム 20分
中力粉生地
二次発酵が終わったところ ジャムパンはあくびしているものもあります
卵液を塗り余熱の終わった195℃(385F)のオーブンへ 約35分焼いた
強力粉生地
同様に生地を伸ばして成形する
ベーコンチーズの枝豆パンはロールパン型にしてみました
中力粉生地
ようやく焼き上がり 色はいいけど焼き過ぎで乾燥している感じ(私好みだけど)
ブルーベリーのジャムパンは心配していたほど具材は溢れず
強力粉生地は成形が終わって二次発酵(35分)
二次発酵が終わったら卵液を塗り、チーズと枝豆、マヨをトッピングしてオーブンへ
焼成25分(同じ条件なのになぜ早い?天板が温かかったせいかな?)
一次発酵スタートから二次発酵終了まで
10:41 11:56
14:50 16:05
共に4時間10分
焼き上がり 左:強力粉生地 右:中力粉生地 見た目ほとんど変わらず
ブルーベリー液はシートに溢れてもコーンスターチ効果で泡立った糊状なので剥がして乗せました。紙のシートだったら焦げてたかも。
下側:強力粉生地 上側:中力粉生地 差はほとんど感じられない 焼き過ぎ!
成形が同じようにできてないのですが、強力粉生地の方が生地に勢いがあるような
一夜明けて、ビニール袋に入れていたパンは全体に水分が回ってしっとり。
弾力性もしっかりあって、押すと元の形に戻ります。
手でめくりながら食べるとほんのり甘く、フワッフワではないけれどしっとり感はあってサックリした噛みごたえもあり美味しいです。
黒ごまチーズロールとベーコンチーズロール
(枝豆は落っこちて下にくっついています)
ブルーベリーのジャムパン
ブルーベリージャムは包み込むスタイルよりもジャムが見えた方が見た目華やかで、ジャムもちょっと煮詰まった感じになるので、こちらの方が好みかもしれません。
成形方法をもう少し改良してみたいです。
というわけで、結論。
中力粉とグルテンパウダーを混ぜて使うことで、強力粉の代わりに使えます。
家庭で作って楽しむ分には置き換えても全く気になりません。言われても気づかないレベル。
最後に焼き時間についての考察。
初めは生地の状態(発酵具合)によるものかと思っていましたが、2度目が早くに色づいたので、オーブンの温まり具合の違いかなと思いました。それで考えついたのは天板の違い。
いつもの天板は箱型タイプでシングルウォール。今回の大きいトレイタイプは分厚くてダブルウォールタイプ、しかも焦げにくいように空気入り。熱伝導がかなり違うと思われます。
更に、オーブンラック全体を覆う程の大サイズなので、庫内の空気の対流も悪くなるのかも。
今まで天板の違いで焼き温度や時間を変えることなんて考えもしなかったけれど、ちょっと考えた方がいいのかもしれません。
赤いポット2つはフタも取れます
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粘土だけでなく、うまく異素材を組み合わせる方が可愛いです