10月になると空気もめっきり秋の風情が強くなり、自然と秋らしいモノに惹かれます。
美味しい秋の味覚のアップルパイ、サツマイモ、きのこご飯、かぼちゃなどで無性にあれこれ作りたくなる時期。だから食欲の秋と言うのかな。
そして料理だけでなく、粘土細工もしたくなり・・やっぱり今年もハロウィーン小物を作っていました。
ミニチュアのクモで可愛いのを作ってみよう、と始めたところ次々とあれも、これもとなってきて、ふと気づけばこんな具合になっていました。
まずクモを作る、これだけじゃつまらないので飾りにカボチャも作ろう。粘土節約でアルミ箔のボールを入れる。
あれ、これって入れ物にできるのでは?とやってみる。いい感じ。あ、クモちゃんを入れられるかも。粘土は色を混ぜたので追加は面倒。サイズ的にはギリギリかなあ。
ついでにもっと何か作りたいな。色的に白いものがいいなとなってオバケちゃんも追加、という流れ。
途中でやり直したり、トラブルもあったけれど結果的には上手くまとまりました。
最初に作ったクモちゃん達。脚も粘土で作りました。一応多少の柔軟性を持たせて割れにくくするために曲げられる粘土と混ぜ物をして作ったつもり、だったのですが、焼き上げてみれば混ぜるものを間違えていてやっぱり折れやすかった。ので取りました。
カボチャの方はアルミ箔を丸めた芯に、後で粘土が取れやすくなるようにベビーパウダーをまぶしつけてから粘土を被せて包み込みます。閉じ目にも綿棒でパウダーをつけたけれど、無しにして、後からヘラで切り目を入れたほうが良かったような。
上部に窪みをつけて、ヘラで筋目を入れ、カボチャの形を整えます。
後ろになるところにミニ蝶番を押し込んで仮止め。これは焼いて硬化させてから接着剤で付け直します。
3枚目はsculpy粘土専用の焼いて使う接着剤ベイク&ボンド。これを窪みに塗りつけて軸をくっつけます。焼くと粘土同士がガッチリくっついてくれる仕組み。上述のクモちゃんの脚で使う混ぜ物は「liquid sculpy 液体タイプのオーブン粘土」でなく、こちらの方を混ぜるべきだったか?焼いた後でも柔軟性があるビニールみたいな感じに仕上げたかったので、計画とは少し違う固めの仕上がりにガッカリ。後からわかった正解は粘土は混ぜずにパステルの削った粉で色付けだけして形作って焼く、でした。アルミ箔に楊枝などでクリーム状の生地で絵を描くように。(以前作ったのは「ケーキ飾りの薄いクッキー」で焼いてからカットして使用。ペラペラ曲がるものでした)
カボチャの顔は薄く伸ばした黒粘土で作りました。
口のギザギザはカッターを使うには少々厄介なので紙を折って押し切り。最後は紙がヘタってきたのと力みすぎて変な形になったのもご愛嬌。
目と共にベイク&ボンドで貼り付けます。
オマケで作ったオバケちゃん。こちらもアルミ箔の芯でカサ増し。くるみ易いようにブラシのお尻で穴を開けて芯を包み込みました。
こちらも頭の中で、どこかで見たような絵柄を思い浮かべつつ適当にバリエーションを作ってみる。舌を出しているのは口の線は切り目が良かったのかも。変な髭っぽくなっちゃった。
出来上がったものは天板にアルミ箔を敷いた上に並べて275℉(135℃)で15〜20分焼きました。
よく冷ましてから、カボチャの蓋をヘラで少しづつこじ開けるようにして外し、アルミ芯を取り出します。割れないように慎重に。
クモちゃんが入る筈が脚が邪魔で入らず、やり直した脚(3枚目のリアルっぽいの)も固すぎたため、和菓子や佃煮に付いている細紐の黒を糸で纏めて、接着剤で(普通の)くっつけました。これなら多少押し込んでも問題無し。適当に作ったので微妙に入らないため、彫刻刀で削ってカボチャ穴を広げました。ミニ蝶番も接着剤(普通の)でくっつけて。
収納と飾り台座用にと丁度あったお吸い物が入っていた小箱を利用。
写真撮影をしてもらう。
収納を考えると何か下に敷いたほうがいいな、と思い重宝している粘着つきフェルトを箱に合わせたサイズにカット。これは取り外して飾る時の下敷きにもなるから、取り出しやすくリボンをつける。
ついでに箱を目一杯利用して飾れるように背景をネットで見繕って印刷。小箱の蓋の裏に押し込む。敷物がこげ茶だったため、先程は白い台座上で目立っていたリアルクモは目立たなくなりました。ここはやはりぶら下げるしかない。錘のビーズを結んで箱の上部に引っ掛けます。
なかなかいい感じに仕上がりました。カボチャBOX?からちび蜘蛛ちゃんがはみ出しているようにセットするのがポイントだけど不安定。小さくて目立たない粘着物かカボチャの中に半分入れる詰め物などがあればラクだったかな。
もしかして作ってみようという人のために。
リアルクモはゆるくカーブをつけたアルミ箔に乗せて焼くとより本物っぽく仕上がります。
久しぶりにスカルピーを調べていたら、液体粘土の種類が増えていて驚きました。
写せる液体粘土?そういう使い方もあるのか、と新鮮でした。
粘土の色はシリーズによって違い、また年によって廃盤になったり新しい色が増えたりがあります。今回使ったものは20年前の物もあるし、混ぜているので色名は書けませんでした。
石けん作りの方は長いことお休み中。まだまだ中途半端な状態の在庫がたくさんあるのと、前回の実験石けんは全然酸化が進まないから。使用したアボカドオイル、確かに臭っていたんだけれどアボカドオイルは酸化がゆっくりなのか?これは普通に考えれば長く品質が保てるから良いんだろうけれど、酸化実験をしている今回は早く結果を知りたいので早く酸化して欲しいんだけどな。