昨秋からビーズのドラゴン作りに熱中しています。オリジナルは「インフィニティドラゴン」とか「Sドラゴン」と呼ばれているもので玉などを挟んで身体をカーブさせ、上半身と下半身を180度向きを変えることで、身体が無限マーク∞やS形になることから名付けられたみたい。
たまたま画像を見つけて一目惚れ。気になって作り方を探し、Sドラゴンの手作りキットを販売している方の詳細な作り方動画を発見したのでそれで研究しました。
挑戦するうちに私はやっぱり和風の龍がいいな、とあちこちかなりアレンジしてこうなりました。
手持ちのビーズを減らすために始めたけれど、できるまでは基本に忠実にコピーしてみない事には勝手がわからず、手持ちでは足りないと感じて Michel'sで丸小、丸大を購入してめでたく完成しました。
ポイントとなる目のビーズは持っていたビーズを利用したらこれが作品にピッタリ!
精悍ないい顔つきになりました。
後でネットで探したのですがなかなか見つからず、あまりポピュラーではないようでした。チェコのシードビーズ 6/0トパーズブラックラインのようです。見つけたリンクを貼りますが、品切れになっているかもしれません。普通の丸大 8/0 黒で代用できます。
鼻のベリービーズ(ミユキビーズ)もなんとなく買ったまま使いこなせずにいたものを使ってみただけです。鼻先をまとめるのに上手く行ったみたい。試していないけれど他のものでもいいかもしれません。
うんざりするぐらい工程が長くて、おまけに所々複雑かつ細かいため完成させるのはかなり大変ですが、少しづつ進めて行ったら辰年までにはできるはず!?なので、トライしてみては。
ネットで見つけたものは背びれ?にミユキビーズのロングマガタマを使っているのですが、持っていなかったため、手持ちのものでなんとかならないかと工夫しました。
適度な長さと大きさのものは穴の向きが違ったのですが、各種ビーズ3個を組み合わせて1個分のモチーフとして使います。
チェコのファイアーポリッシュ4ミリ、5ミリや天然石の三角や菱形、サザレ、細い竹ビーズと極小のモチーフなど、様々なバリエーションができました。
オリジナルは吊るすタイプでしたが、私は置くタイプにしたかったので座りをよくするために中にワイヤーを入れるようになりました。
ツノ、ヒゲ、手足、尾を自分のイメージする龍に合わせて作り、西洋のドラゴンタイプから日本の龍に変えました。
手足はなんとなく作っているうちに出来た、それっぽく見える現在の形に落ち着いています。
尾も色々作っているうち、ブリックステッチ2個を積み上げた尾ビレを複数枚つける形になりました。シンプルタイプよりも使うビーズの個数が多いし、作る手間もかかりますが気に入っています。
↑1枚目右側の龍の作り方を紹介します。2枚目は狛犬のように阿吽にしてみたもの。
赤いビーズは少し大きめで多少形が不揃いです。目の表情が面白いものになりました。
黄色い方はピカチューカラーを意識しつつ下半身はお花畑をイメージ。
溜め込んだターコイズ風各種ビーズを大量使用。極小スタートで背びれまでのサイズ差が大きいこの2つはクルクル度合いがきつく、針金も入れていないので常に丸まった状態です。
白は背びれに細い3mm竹ビーズ、極小、4mm丸ビーズを組み合わせてモチーフを作り一つづつ結んで完成させたものと長いドロップビーズを交互に編み込みました。
天然石細石の形が決まっていないものを使ったもの。アメシストは3つを極小を挟んで丸大でまとめます。ごちゃごちゃしすぎるのでチェコファイアーポリッシュと交互に入れました。また、初めて胴体部分のビーズをランダムな色にしてみました。結果、背びれのゴチャゴチャ感がやはりあるため、色も相まって龍に見えづらいような。 アメシスト、もっと減らしたほうがいいみたい。ゴールドはタイガーアイ、オータムジャスパーのコロンとしたさざれを使用。グリーンは初めて目を黒丸大 8/0で代用したもの。背びれはグリーンアベンチュリンのひし形。下半身には4mmのマラカイトと黄緑4mmガラスで木や草のイメージ。
天然石は特に穴がざらつくので糸が切れやすいため丸小を間に入れたり、きつく引き締めすぎない、2回通す、などの工夫が必要です。
追記:背びれまでは糸で、背中を閉じる部分だけテグスを使うとより安全です
↓ 三角の天然石ビーズを扱っているネットショップ(使ったことはないけど)
ネットで無料の背景を探して合いそうなものを使っています。
お座敷のは妙に臨場感が出て面白い。ただ、左端の柱がゆがんでしまうのが残念。
作りたい人のために、作り方を書きます。かなり長くなるので、今回は材料など用意するものだけ紹介します。
<材料>
*ビーズの種類は小さいものから大きいものへ変えていくのが元々の作り方です。
この作品の丸小エメラルドと丸小オレンジは扱っている会社が違うので、サイズが表示と微妙に異なっており、オレンジの11/0の方がエメラルドの10/0よりも大きいです。
デザインを考える時には、実際に針にいくつか通してみて大きさを確認して下さい。
中にワイヤーを入れるので何種類もサイズを変えなくてもデリカ(腹)、丸小(側面)、丸大(背中)だけでも大丈夫です。
スタートの腹部分をデリカでなく極小で作ったら端っこの頭、下半身の継ぎ目部分で糸を通す回数が限られる事に後で気づきました。無理して通したらビーズが割れ、糸回しで適当に通したことを後悔しました。端でなく、首下、胸など一部だけ極小に変えてカーブをキツくしてみたものもありますが、あまりわからないような。(黒、ブルーの4つ)
*あと台付き拡大鏡は必須。これがないと進みません。
★何かあればコメント、メール下さい。
作り方は次回から2回に分けて書きます