ビーズでコーギー風わんこを作る 〜バンダナ付き
「この写真の犬をビーズで作って」
写真には嬉しさでいっぱいの表情をした可愛いミックスカラーのコーギー犬。ふわふわの物を硬いビーズで作るのは難しそうだけどやってみる事に。
試行錯誤して結構可愛いものができました。似ているかどうかは微妙ですが。
ビーズ細工は昔やっていて日本帰省の度に手芸屋さんで購入したものがあったので手持ちの色をやりくりして作りました。使用したビーズは主にスワロフスキーのソロバン型。色名を控えていなかったので調べて書きましたが正確ではないかも。
スワロフスキーは2021年にクラフト部門を辞めてジュエリー専門に移行したそうで、ホームページで調べたらすぐに分かると思っていた色名調べは思いがけず大変でした。
マニュアルで使ったビーズは見やすくするために適当な色にしたので、好みの色でどうぞ。
<作り方>
撮影状態が一定にならなくて少々見づらいかもしれません。ゴメンなさい。
左側:初回作がビギナーズラックでいい感じに。それで気を良くして作り方を記録しようと作った右側:同じ材料で同じように作ったつもりなのに通す順と回数が違うとこんなに変わる。テグスを引き締めすぎたのもダメだったみたいです。
(ヒゲのように飛び出たものは吊り下げるために頭の左右に通したテグスです)
この後、頭頂部のまとめ方、鼻の上の薄茶2個を3ミリに、鼻をチェコの俵形に、目の通し方を変更したものを今回の作り方に載せています。どれも首になる4㎜透明1個で頭と胴体を繋いでいるのでちょっとグラグラ気味でわずかに首をかしげるのが可愛さのポイント。
目は特にテグスの渡し方、通す向きでガラッと表情が変わるので色々試してベストを見つけるのが楽しいです。
見る角度によって違った表情が楽しめます。
口元は真横から見ると結構隙間があります。
手持ちの色が足りなくなって苦肉の策で薄ピンク、砂オパールなどを使ったので、少々難ありな色味なのですが許せる範囲では?
<バンダナ用図案>
バンダナ用通し方図:中央グリーン↓からスタート。慣れるまでは頭が爆発しそうになって大変ですが、慣れたらちょっとはマシ。色を変えた方が見やすく作りやすいです。ドラゴンの作り方記事に書きましたが、針が糸を割らないように糸とビーズ穴の隙間に通すのが大事です。とにかく縺れやすいので、引き締めはゆっくりじっくり。間違えたらすぐ糸を抜いてやり直すのが結局早いです。この図案元はロシアの人(多分)の記事から描き直したもの。チラ見だけで何と無く行けそうな気がしてトライしたけれど、失敗続きで倍以上時間がかかるわ、仕上がりも悪いわでいい事なしでした。「急がば回れ」ですね。
<おまけ>
いろんな角度から見たところ。作成時の確認などに。
なんとなく作るのはいいのですが、それを再現しようとしたり、マニュアルを作るのはホントに大変。特に数!確認のために数えるたびに変わる。気分にムラがあるので書き方が統一できないのが原因なんだけど、わかっていてもなかなか改善できないものです。だいぶ涼しくなったので集中力も戻って何とか完成しました。
ミニチュアキッチン小箱1&2
Michaelsでずいぶん昔に購入した小箱を改造したミニチュアキッチン。箱のストックがもう一個あったので続編を作ってみました。YouTubeでミニチュア製作動画を多数出されている「ハムスターのミニチュア工房」さんのシステムキッチンや冷蔵庫を見てちょっと挑戦してみたくなって。
今回新たに冷蔵庫を作り、前に作った(レモンパイ、ワッフルが入った)低いスイーツキャビネットにすっぽりかぶせられるベーカリーキャビネットと並べたら、扉が開かない事に。
作る時は箱に入るサイズ、としか考えてなかったから。シマッタ。
それで手前だけでなく横板も外してヒンジをつけ、横にも開くように改造しました。
カッターナイフで少しづつ切って板を外し、断面にヒンジのサイズに凹みを作って、ミニ釘を刺す部分にピンバイスであらかじめ穴を作って取り付けます。これで冷蔵庫のドア問題は無事解決。ついでに前作のオーブンとシンクの箱も同様に逆側の横板を改造したら2つを繋げられるのでは・・そしたらこの空間にはカーテンをつけて、ついでに内装(好みの柄を印刷しています)も張り替えて。小窓は全部印刷じゃなくて窓部分だけ作ってみよう!
という具合にどんどんと工事?が進んでいきました。
箱を開けるところから紹介します。案内はダッキーちゃんにお任せ。
箱を開ける
この作品のポイントは、すべてが2つの箱に収まっている事。フタを開けるとほとんど空きがないぐらいギッシリ小物が詰まっています。箱の前面を手前に開けます。
フタを立てる、部屋拡張
フタを立てて固定するためのつっかえ棒をセット。アイス棒(ポプシクルスティックと呼ばれ工作材料としても使われる)にミニのヒートンねじをつけ、横壁につけたフックを引っ掛ける仕組み。もうちょっといい仕組みがありそうだけど今の所これしか思いつかなくて
横板を開き箱同士を少し離す。距離は横板2枚繋げたぐらいまでOK。中身チェックを右の箱からスタート。
なんちゃってカーテン
開いた横壁の上部空間をカバーする為、立てたフタの両ヘリに取り付けます。見つけた布切れが丁度いいサイズだったので上側だけストローを入れられるようにミシンで縫いました。横と下はグルーを薄く塗りほつれ防止。
竹串2本を箱に入るサイズにカットし、片端をグルーで団子状にして縫い目の中に入り込まない様ストッパーに。両側から内部のストローに差し込み、交差させて長さを調節。横板2枚分の長さまで伸ばせます。
竹串の端につけるミニピンチは市販品で飾り部分をリメイク。
上部の棚(差し込み式)と小物たち
以前紹介した、初めての箱改造で前板を外す前に取り外した前面についていた飾り板を利用。
↓当時の写真
立てたフタの左端に切り込みを入れ、差し込んで飾り棚に。つけたままでフタが閉まる様にと角を落としたけれど、外して収納する事にしたからそのままで良かったかな。
棚に飾るキャニスター類。収納時に重ねられるように簡易棚(仮)を作りました。小物は転がりやすくて並べるのが手間なので両面テープで仮止めしています。(時間が経ったら粘着部分が粘土と同化しそうだけど)
キャニスター類の中身
紅茶葉はビジュアル的にイマイチなのでティーバッグにしました。サンドイッチ梱包に使っている薄紙に100均のクラフト用細かいガラス粒を乗せてUVレジンとともに折りたたんで固めます。タグはオーブン粘土に糸を挟んで焼いておき、包む時に一緒に挟み込む、のですがレジンというものは知らぬ間に道具や手についており、必要な所ではなく他の部分にどんどんベタベタと広がっていく。ベタベタ+細かい物を包むピンセットでの折り紙作業は慣れないせいもあってかなり手こずりました。
砂糖壺には角砂糖を。透明タイプのオーブン粘土にこれも多分100均の細かい装飾用白砂を混ぜ込んで質感を出します。塩壺は同様に白い粘土に混ぜて壺にぴったりサイズの山形にしたものを入れます。
コーヒー粒は全部バラバラだと扱いが大変なのである程度はくっつけて塊に。いくつかはバラのままあちこちに入れたり散らせるように。
コーヒー容器のヘリについている白いものは両面テープでここに豆を一粒つけます。
コーヒーミルはフタ、引き出しが開き、ハンドル部分も回せます。回るだけだけど
ハンドルの回る部分には巨大なハトメの様な金具(黒い)を使いグレーの粘土を詰めてビーズ細工で使うTピンを通しました。ヘリに穴を開けて持ち手に丸大ビーズをつけて。
これらの棚を立てたフタにセット。
最近きっちりじゃなく2段目をずらして差し込んだり、ちょっと中身が見えるやり方が気に入ってます。
シンク下テーブル
次にシンクへ。手前の白いスツールっぽいものは元はカゴを編むための台として作ったものなので適当すぎる作りです。なんとなくラインナップに加えてます。
ダッキーちゃんが座るシンク下に突っ込まれた折りたたみテーブル。元は椅子でネットで動画や設計図を見つけて真似してみたもの。小さすぎて設計図通りに測ることはできず、結局は目測と触って確かめ、都度のズレ修正でなんとか形になりました。
未だにメカニズムがよくわかっていない私。毎回何度か開け閉めを繰り返して、ああそうかと納得する。いや、ホントはわかってなくて動きを見て気が済むだけ。
天板の形やサイズを変えたいと思うのだけど、これがちゃんとした形になっているのが奇跡のようなものなのでちょっとハードル高すぎて再挑戦する気になれず。
塊パンとラグ
ローフのコッペパンは白い粘土で成形し、削ったパステルを小筆ではたき付けて色づけするタイプの作り方。ふわっとした色のグラデーションができるので単色の細工物よりよりリアルな見た目になります。奥の敷物はビーズ用の紐を編んだもの。枠を作って紐をぐるぐると巻きつけて、手前から交互に通すだけ。はじめは糸巻きのまま、後半幅が狭くなって通せなくなったら必要な長さを目安でカットしてワイヤーで作った仮針で通しました。色変わりが縞模様になっていい感じ。
ダッキーちゃんの座るハートのスツールは昔作ったもので茶色系で縞模様にしてクッキー型で抜いた座面に脚部分をつけたのですが、一度に作ったのでぐんにゃり曲がった形に。座面と脚部分をそれぞれのパーツで分けて焼き、組み立てて貼り付ける、またはベイクボンド(オーブン粘土専用)をつけて再度焼く、などすればきっちりした形にできるはずだけど手抜き。
赤い片付けトートバッグ
次にシンク下から取り出したのは収納トートに入った踏み台、バケツ、ワイヤーかご。
ハギレで適当に。お裁縫のセンスは皆無なので四角の底になるはずがなんだか微妙になったけど気にしない。引き出すための紐をつけて完成。
シンクヘリに引っ掛けた赤白チェックの粘土板は台布巾のつもり。
シンク 最初の4枚は以前紹介したもの
木のキャビネット部分にオーブン粘土のシンク部分をはめ込む方式。粘土は自在に形を変えられるから便利な反面、歪みやすいので綺麗な形に整え、サイズをぴったりに合わせるのが難しかったです。キャビネットの天板部分にアルミ箔をかぶせて型取り、その上で粘土でふち部分を作り、別に作ったシンク部分と合体させて焼きました。太めのアルミワイヤーを曲げただけの蛇口をはめ込むと途端に本物っぽく見えるから不思議です。スポンジは端材に穴を開けただけ。引き出しは少しサイズが合っていなかったので作り直して白く塗りました。
シンクのキャビネット部分
引き出しにはカトラリーを。フォークを作るのが難しい。手の熱で粘土がどんどん柔らかくなってグニャグニャになるから。下引き出しはポットやフライパン。引っ掛けて収納できるようにビーズ細工で使う9ピンを柄に埋め込んでありますがこのセットでは不要かな。台の上にはコーヒーセットと林檎のカゴ。今回布モノをあちこちにプラス。カゴにも中敷きを付けました。小さすぎて布の張りが強すぎるので座りが悪いため、所々糸でカゴに止め付けて林檎とともに両面テープで仮止め。
シンク上のツールラックと小窓
包丁、ヘラ、泡立て器などを差し込み見せる収納に。もちろんツールは取り外し可能。
そしてラックは回転します。
小窓は木で窓枠、仕切りを作りグルーで田 の形に貼り付け、アクリル絵の具で塗ってから*小物の包装によく使われている透明のプラ板を両面テープで貼り、好みの写真を重ねて貼り最後に壁に貼ります。
*トールペイントの要領で木は念入りに紙やすりで滑らかにし、埃を取って下塗りしてから白く塗り、仕上げにバーニッシュも塗りました。乾くのを待たずに重ね塗りをすると表面が汚くなるので要注意なのですが待てずにいつも失敗してしまう。
オーブン
全体を木の板で作り、上のレンジ部分や小物はオーブン粘土で。ドアのくり抜いたガラス部分は包装に使われる透明プラ板を利用。以前も書いたけれど内部のラック場所が少し高すぎて大きなものが入らないのが誤算。 トリの丸焼きとか
ラック部分は細く溝を彫り細木を差し込んでいるので組み立てた後から追加はちと厳しい。
ドアの開閉はミニヒンジ2個で。小さいため取り付け方によっては隙間ができるのが気になるのでどうやって付けるか、結構悩みました。
扉の下とオーブン内部底につけ、扉側は厚みよりもヒンジ部が大きくてはみ出るのでヒンジを少しカット、取り付けた上から薄い木を貼り付けてカバー。下側で見えないんだけど
ドアの持ち手は1mmのアルミワイヤー。この時はダイソーで買ったルーター(ちょっと高いやつ)でチマチマと少しづつ穴を開けていました。今はピンバイスで穴あけはラクラク
ドアのロック(きっちり閉まるための)は先をカットした虫ピンをドア側に仕込んで。オーブン側の穴に刺して留める仕組み。
天板に並べた焼き菓子は2色ドーナツ以外は市販の型を使用しています。オーブン粘土は型離れが悪いのでベビーパウダーをまぶし付けるか、スーパーで食品を入れる薄手のシャカシャカする袋を敷いて粘土を詰め、袋ごとそっと取り出して外し、不要部分をヘラなどで丁寧に取って成形します。ダイヤル類と林檎タイマー(見えない?)はグルーで貼り付け。
左の箱
白い大きな引き出し
オーブンで低温加熱して石けん作成時にタッパーの底が天板の金属に直に触れない様に敷いていた板。焦げ目がいい味になりました。中身は後ほど。
エプロンとフック
縁は折り返してグルーで固めました。紐はダイソーの糸。さらの糸巻きの糸端が見つからず苦労する。そしてこの糸は思ったより細く頼りないけれど束ねて三つ編みにしたら柔らかくていい感じになりました。腰紐はミシンで縫い付け、結構手間がかかったかな。エプロンをかけるためのフックをつけてフックをかける留め具には両面テープを。
冷蔵庫
クリームイエローでレトロ調のコロンとした形とほぼ理想通りのものが出来ました。ドアの取っ手は以前オーブン用にと木を削って作ったものを利用。
定位置に置いて飾りを貼ります。ハンバーガーは押しピンに作っていたもの。ピンを切って両面テープで。
ドアは我が家の実物を見て上下に出っ張りをつけ、虫ピンを刺して軸にして開閉する様に。
角を取ったシェイプに加えてドアの板は薄くてピンを刺す部分は狭くてギリギリ。
扉をあけると
冷蔵庫の中身
ドアポケットは3段を考えていましたが、取り付けはできても品物の出し入れができないことに気づいて2段に。卵入れはどうしても作りたかった。透明タイプのオーブン粘土で卵台を作り、卵4個はくっつけて、残り4個はバラで。トマトジュース、オレンジジュースは市販品を参考にした形でラベルを凝ってみました。
庫内の最上段は冷凍室のつもり。ベリーアイスとベーグル(製氷皿では味気なさそうで作り置き小物から手頃なサイズで選ばれた)が入っています。
中段はフルーツのデザート。上段と同じく両面テープでプラスチック片に固定してトレイの様にそのまま出し入れできる様にしました。
野菜室には夏野菜がたっぷり。前になんとなく作っていた野菜たちがこんな所にフィットするなんて。
ドアポケット、中の棚板、野菜室容器はパッケージに使われている透明プラ板を切って。棚板は厚めのものを。他は折り目にごく薄くカッターで筋をつけて割らない様に折り曲げました。
野菜室容器などマスキングテープを細くカットして成形しています。
電子レンジ
冷蔵庫の上に置くもので思いついたのがこれ。ちょっとレトロなタイプを探してネットで見かけたデザインを参考にしました。ダイヤル、ボタン類は初めて使ったKATO Clayで、焼成温度が300℉(148℃)といつものスカルピーやフィモの 137℃よりも高くてちょっとびっくり。購入したメタリックタイプの4色セットのパールでダイヤル部分を、シルバーでボタンを作っています。パールはキメが細かく、少し透明感がありとても綺麗な仕上がり。表面にツヤが出ます。ネットの噂通り、確かになんだか特殊な薬品っぽい臭いはしますがそんなに気になりませんでした。
レンジ庫内
のぞき窓には内側に透明プラ板と黄色いセロファンを両面テープでつけました。ターンテーブルは外側の淡いミントグリーンの色に合わせてプレモのJadeと透明を混ぜてうっすら緑になる様にし、指でですが回せる様にしてみました。お皿は先のKATO Clay で。目玉焼きとサラミは全部くっついていてフライパンに入るサイズ。
ターンテーブルの仕組みは
ターンテーブルの下にカバーされた押しピン(市販品)を刺して裏でグルーで固めてあります。穴が二つあるのは壁にぶつからない真ん中を探すのに失敗したから。
黒い脚は冷蔵庫の上に置ける様に冷蔵庫扉の出っ張り部分をずらしてあります。角柱を地味にヤスリで削って丸く円錐形にしたもの。庫内のペイントのアラがバレましたね。
冷蔵庫の上に乗せたら側面にハートの留め具を貼り付けてエプロンを引っ掛けます。
ベーカリーキャビネット
以前は棚は自分では作れないと諦めていたけれど装飾のないシンプルなものなら、とやってみたらできました。初めは冷蔵庫横のスペースにぴったりの例のリメイクした市販品を入れることを考えて、出っ張り部分を削ったりしていたのですが、どうしてもスペースに無駄ができるので、作ったほうが早いのでは、という流れで。
以前に作っていたスイーツキャビネット(スイーツやお皿のストックを入れる棚、勝手に名付け)がすっぽりと下に入り、冷蔵庫と並べてぴったりのサイズ。引き出しを作り直し、前面だけこげ茶にペイント、棚の上段板も同じこげ茶に塗り雰囲気を合わせました。
棚の中身とスイーツ各種
赤白の小物はリメイク市販棚に作っていたもの。この中で一番作りにくいのは銀のマフィンパン。シルバーは特に柔らかく、グニャグニャになるので思う様な形にならなくて苦労しました。穴を開けた上部とカップ部分の下部を分けて作り組み合わせることで少しスッキリした形のものができました。中身のマフィンは出し入れしやすい様にとはめる部分を小さめに作ったらガサガサすぎるし、型から出したらマッシュルームにしか見えないのが残念。バナナ、キウイ、いちごはリアルに見える断面にする作り方を参考に頑張りました。しかしどの作り方も大きく作って好みのサイズまで細く延ばすやり方。ケチな私は初めから結構小さいサイズでスタート。かなり無謀でしたがそれっぽいものができたのでいいかな。絞り出しクリームは市販のクレイ専用絞り出し器に自作星形をつけてレモンパイを、ワッフルの方はクリームの絞り出し口金の小さいもの(円錐形)に粘土を詰めて指先や棒などで押し出したもの。
ワッフルのウェハースはアルミ箔の上でベイクボンドにパステル粉末を混ぜて柄を描き焼いてカットしたものでペラペラのビニール片の様になり、折れません。チョコソースは焼く前に粘土に塗って焼き上げます。
きのこのランプ
照明器具が欲しくていつもクラフトショップで小さなライトを探していたのですが、偶然Hobby LobbyでミニLEDライトを見つけて購入。ステンドグラス風に簡単で可愛く作るには・・と考えてネックレスなどでおなじみの丸カンでやってみようと思いつき、1:アクリル絵の具でUVレジンに色をつけて丸カンに入れて硬化させたもの、2:セロファンをパンチで抜いて丸カンにUVレジンで貼ったもの の2種類を使ってドーム型のミニランプシェードを作りました。台はランプ部分にワイヤーを巻きつけた幅ギリギリの筒を作り、アルミ箔を巻いてそこに粘土をつけてきのこの軸になる様に成形。白い粘土にパステルを削った粉を筆で塗りつけて色付け。焼いた後UVレジンで仕上げ。
UVレジンは少量を100均のシリコンで作った容器に小出しにし、一色づつクリアファイルの上でアクリル絵の具と混ぜてカラーレジンを作り丸カンに入れます。丸カンは荷造り用透明テープを裏返した粘着部分に貼り付けて押さえ、なるべく隙間を無くしておきます。作成中のUVレジンの硬化を防ぐために小出し容器には缶のフタをかぶせて作業。入れるアクリル絵の具の量は楊枝の先にちょっぴりで十分。つい入れすぎて不透明になると光を通さなくなるから。
作った色パーツは透明なドーム型キャップ(何かの)にレジンを塗りつけて1つづつ貼ってはライトを当てて硬化させるのを繰り返しました。色が重ならない様に適当に。
セロファンの方は薄くて静電気で散らばりやすいので必要な色をまとめて重ね、コピー用紙に挟んでパンチ。しかし面倒がってまとめて抜いちゃえ、と重ねすぎたためセロファン同士がくっついて剥がしにくかった。結果、2枚重ねのものは濃い色になったりしてそれなりに面白いものになりました。丸カンの枠から少しはみ出るのもご愛嬌。こちらはドーム型に直接貼りながら丸カンと合わせて硬化。
丸カンの前にこういう形のものに挑戦しました。型紙を印刷してクリアフォルダーをカットして作った台にUVレジンを塗ってはカラーセロファンを貼って硬化させていく。苦労した割には残念な出来で思ってたのとはかなり違うものになりました。
吊り下げ型をイメージしていたので取り付けてみました。スタンドタイプだとイマイチな感じでしたが、吊り下げるとディスコライト?の様なカラフルな光が部屋に上から差し込んで結構カワイイかも。ライト本体のお尻部分を締めると点灯、緩めると消灯します。
まっすぐ吊り下げる努力を全くしていないので別のものに見えてしまう様な・・
回転できる様に釣具のサルカンを挟んでいます。
夜の様子
やっぱりライトがあると華やかでグッと雰囲気が出ますね。
このLEDライトは白色なので気に入らなかったのです。油性ペンで黄色く塗ってみたり
いいのが出来て良かった!
こうして見ると、セロファンの様な透明キラキラしさはないけれど、しっとりとした味があってこちらもなかなかいいかも。本物のステンドグラスも不透明っぽい色やムラがあるのでよりリアルな気がします。
このライトを冷蔵庫のドリンクホルダーに入れてみました。
うん、本物っぽい。手前の黄色いラグは先のグリーンのと同じやり方で刺繍糸を2束全部使って編んだもの。こちらは刺繍糸なので柔らかい仕上がり。
最後にボーナスカットをいくつか。
電子レンジを作る前、ミニ本棚を並べていた頃
ミニ本は実はスペルミスがあるんだけどバレないかな。
赤い買い物かごは Miniture Rosy Yukari Myazaki さんのカゴ作り動画を見て手持ちの水引と#26のワイヤーで頑張ってみたもの。3個目でようやく形になりました。ジンジャーマンを入れています。
白い大きい引き出しにはアヒルのワゴンと予備の皿、サボテンなどを入れていました。
案内ガイドを終えてお出かけ・・
抗酸化テスト 緑茶葉、ローズマリー+痛んだアボカドオイル=? 1年後 観察レポート1
元の実験の記事はこちら↓
元の実験のおさらい
・目的 酸化防止添加物として緑茶葉、ローズマリー乾燥粉末の効果的な使い方を知る
実験の条件は次の6種類 ←5種類
⓵浸出オイル ⓶浸出水 ⓷苛性ソーダ液に1/10浸出水 ⓸トレース後に1/10浸出水 ⓹対照
酸化防止剤に使えそうな(これまでの実験で)緑茶葉とローズマリー粉末を漬け込んだオイルや精製水を使って石けんを作りました。
これまでの実験では茶葉粉末をそのまま生地に添加したり、浸出水をそっくり精製水に置き換えて作ったので、酸化防止効果はあったものの石けんは変色して黒くなりました。そこで効果はそのままで変色を防ぐために浸出液を作り更にそれを薄めた水溶液を使って、石けんを変色させず、かつ酸化防止効果が得られないか試した実験です。
1年経ったサンプルの変化を見ていきます。
全体をぱっと見て一番変化が大きいところから、
対象サンプル:添加物なし
左下の緑枠は添加物なしの無添加サンプルで両脇部分がうっすら茶色っぽく変色しています。
中央の白い上下部分は上が緑茶浸出水、下がローズマリー浸出水に浸したキッチンペーパーを乗せていた部分で元の色を保っています。*実験直後は添加した水溶液が褐色化して逆に色がついていた部分ですが経年劣化で色が退色しました
全体を見て、無添加の石けんの白く残った部分が他の白い部分と比べて差があまりないように見えるので、石けんの保存が1年程度で良いならば「できた石けんに水溶液をつける(溶液にくぐらせる)」だけでいいような気もします。
↓左:実験直後(2021年6月末) 右:1年後(2022年7月中旬)
石けんの白さ比べ
一番白いのは右の2列で元のものから10倍に薄まった浸出水添加サンプル群。添加するタイミングは苛性ソーダ液(3列目)にでもトレース後(4列目)にでも変わらず。
作成直後は少し色がついていたように感じたのですが、今はそうでもないような。
上に乗せたペーパー部分も他と変わりないようです。
表面だけでなく内部まで酸化防止物質が入っているはずなのでそのおかげかも。
酸化した部分
薄く変色した部分は、先の無添加の両脇だけのようです。
もう少し経たないとよくわからないみたい。
1年後の拡大写真、埃が目立っていて見苦しくてすみません
拡大写真を使って詳しく見ていきます。
浸出オイルのサンプル(左写真 実験スタート時、右 1年後)左側薄茶枠
緑茶浸出オイルの石けんは当初は薄緑のちょっと惹かれる色でしたが、今やなんてことないベージュっぽい色に。ローズマリー浸出オイルは当時は白かったのに今は淡いベージュっぽい色。白色からの変色なので参加防止効果はあまりないみたい。
葉に含まれるクロロフィル成分は酸化促進効果があり、脂溶性らしいのでその影響かもしれません。
浸出水サンプル 同じ写真の右側ターコイズブルー枠
精製水を全て浸出水に置き換えたものは、濃度が濃すぎて苛性ソーダと反応してしまい石けんは初めから褐色化していました。この色を「ナチュラルで素敵」と見るか「くすんでイマイチ」と見るかはその時の作品の方向性によりますよね。
薄めた浸出水サンプル(1/10濃度)苛性ソーダ液に添加水色枠 トレース後に添加黄色枠
原液?では石けんに色がつきましたが、使う精製水の1割程度を添加したものではそれほど変色せず、仕上がりに影響はないようでした。
酸化防止の方も効果はあるようで、白く綺麗な外観のままです。
★まとめ★
緑茶葉、ローズマリー粉末、よもぎ粉などを石けんの酸化防止剤として使う方法
⓵まず浸出液を作る お湯ではなく水を使います*
乾燥葉1gを不織布のティーバッグに入れ、50gの精製水に入れる
漬け込む時間は葉の状態にもよるが一時間程度で大丈夫そうです
(急遽用意したよもぎ粉の浸出液はわずか10分つけただけ)
⓶レシピの精製水の1割程度の浸出水を石けん生地に添加する
これで石けんの酸化はかなり改善されるはず
よりお手軽な方法
⓷できた石けん(カットした後)を浸出水(原液)にくぐらせてから乾燥させる
(浸したキッチンペーパーは半日ほど乗せていたのでこれで十分かは不明だけど)
*ネットで調べたところ、お茶のカテキンには4種類あり、水出しには2番目に抗酸化力の高いエピガロカテキンが多く含まれるそうです。お湯では酸化を早めるクロロフィルも出やすくなるので淹れたお茶の色も綺麗なグリーンになりますよね?
手作り石けんの酸化防止剤はお茶っ葉や、スパイス(ローズマリー、セージなど)身近なものが簡単に使えそうです。
*スパイスを使う場合、刺激のあるものがあるので良く調べてください。
<おまけ>
3年ものの酸化した古石けんを洗い物用に使う
ボツになったダメダメ実験の残骸たち。3年前、オーブンではない低温保温を考えて、発泡スチロール箱にお湯を入れたら、なんて無茶をしていました。生地を冷凍してから再加熱してみたり、思いつくままにこうやったらどうなるか?を試していました。
結果は発泡スチロールは水漏れする、やっぱりお湯でも冷めるので使うのには向いてない事がわかりました。とても苦労した割には思ったような良い結果は得られず、ガッカリしたものですが、これらの経験からマグウォーマーを使う事を思いついたのでした。
オリーブオイルの多いレシピでは50℃ぐらいの低温保温を続けていると右写真のようにクリーム色っぽいカリカリ石けん(もろくて崩れやすい粘りの少ない石けん)になり、その後オーブンでいつも通りに加熱しても変化なし。
時々できる白いカリカリ石けんは見た目イケてなくて敬遠していました。
しかし、3年経って眺めるとカリカリ石けんだけが白く綺麗なまま(クリーム色ぽい)他は見事にべっこう〜キャラメルカラーに。どれも匂いは香料のおかげかそんなに臭くはない。
一つ前の左写真の中央に置いた青いラベンダー具材が見える石けんが使用中のものです。
キッチンで台ふきんやスポンジを洗うのに使っています。泡立ちよく、汚れはよく落ち、手にも優しい。茶色いのとくっつけて使ったら、茶色に比べて少し溶けにくいみたいで白い部分が多く残っています。茶色くなったものは洗顔や身体に使うにはちょっとためらわれますが、汚れ物洗いには今後も十分使えそうです。
見方を変えるとカリカリ石けんは変質しにくい良い石けん?とも言えるのでは、なんて思いました。
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最近はもっぱらミニチュアクラフトにハマっています。
以前紹介した小箱のミニチュアキッチン小物をアップデート
キャニスター類の中身を作りました。
ティーバッグが思ったよりも扱いづらくて難しかった。サンドイッチを包む薄紙にネイルの飾り?のガラス粒を包み、少量のレジンをつけて糸を挟んで包み込む。糸の先にはオーブン粘土のタグ、というデザイン。適当で大丈夫だろうと作り始めたら紙がゆがむと中身がはみ出るし形が可愛くならず。レジンはベタついて扱いづらいし。
小箱のミニチュアキッチンは第2弾もできてかなり充実した作りになったのでそのうち紹介しようかな。
泡立ち&使い心地+ 奥山に〜Lavender & Calendula 1年遅れのレポート
<2020年秋に作った石けんのテスト> 撮影2021年7月
最後に作った石けん・・・お茶とローズマリー水溶液を使って抗酸化実験の6色「アボカドハーブ 石けん」から季節が3つすぎてしまいました。
人と集う機会が殆どなく、石けんづくりも昔の失敗作など在庫がたくさんあるので作る気になれず、他のことに熱中していましたが、久しぶりに石けんに戻ってきました。
書きかけの途中記事にさらに1年後の現在の写真を加えてレポートします。
*アボカドハーブ石けんの実験はあまり変化がないため、報告は1年後(7月)の予定です。
作成より半年後の見た目の変化
・酸化による変色
温泉(その3顔入り) 周囲が薄茶色
→チラシ具材に古い石けんクズを入れたため?
ラベンダー&カレンデュラ1 全体が茶色
カレンデュラの花の周りだけ白く残る(抗酸化効果)
→痛んだオイル+高温作成によるもの
・香料による変色(バニラによるもの)
ピアノ、温泉その1 全体が薄いピンク
石けんの成分比較
泡立ち&使い心地比較 2021年7月
泡だて方はいつもの通り
奥山よりピアノ石けんの方が泡がしっかりしています
ONSEN同士はあまり差がないような
ラベンダーもほぼ同じ
グレープシードのリバッチ石けんは泡立ち、泡持ちが大変よろしい。ラベンダー2種とともに泡がしっかり残っています。
上の円グラフで見た他の石けんとの違いは、黄緑+オレンジの割合です。
できた泡を保持するのに「硬さを出す成分」が役立っているのでは?と思いました。
「奥山石けん」もグラフでは似た割合なのですが、具材(オリーブメインのもの)が多く入っているので薄められたようになったのでは。
<おまけ>
撮影 左:2021年7月 右:2022年4月 1年経って差は顕著に
<これまで紹介した石けんのその後> 撮影2021年7月
見た目の変化をチェックして、その原因を考えてみます。
さらに1年後 2022年4月
ライティングの違いもありますが、薄茶色くなったもの(酸化)はどれも少しづつ色が濃くなっているみたい。
もう少し詳しく比較します。石けん名は略します。
見所は
・トラブルで高アルカリになった中央下端の「バラ石けん⓵」は変わらず白くて綺麗。
・それをオイルを足してリバッチした2つ上の「バラ石けん⓷」も綺麗、対して間の「バラ石けん⓶」は出来上がりはとても綺麗だったけれど、1年半でかなり茶色く変色。
・左3つ目の「ローズマリー石けん」変化なし。多分ローズマリーの抗酸化効果。
・左のテキサス、星は酸化、白生地は白いまま。
星は作って長く置いてあったので痛みやすいのは想定内。白生地も上面から酸化が起こりやすいのですが、これは意外にもキレイなままですね。
作成時のメモには星は一年前に作っており、レシピは米ぬか油使用のもの。このオイルは少し古かったようで痛みやすくこのオイルを使った各種石けんは褐色化しました。
メインの生地は紅花油を使っていて、これも少し期限切れだったのですが、大丈夫だったようです。香料はエッセンシャルオイルのユーカリ。
・右側「桜」「団子」「ウサギ」は似たようなレシピですが、明らかに「桜」だけ酸化が激しい。違う成分はパーム核オイルです。
気になって他の石けんでパーム核オイルを使ったものをチェック。
「クマ」「コーヒー」「炭ミント」「お月見」「コーラルビーチ 」「バラ」「オーツミルク*」などで「ローズマリー」以外はどれもしっかり酸化していて、やはり原因のように思いました。
愛用のBrambleberryのパーム核オイルはフレーク状でべたつきも匂いもしないものなので、今まで使用期限を気にしたことがなく焦りました。
今後はちょっと考え直さなくてはならないようです。
ローズマリー、カレンデュラ、お茶液などをうまく使って酸化しにくいようにできればいいなと思います。
*「オーツミルク」、このサンプルはパーム核オイル(ムラなし)ではなくココナツオイル(ムラあり)のものでした。同時に作ったパーム核オイル使用の方はキレイなまま、というなんとも微妙な結果に。うーん、やっぱり原因は別にあるのかな?
褐色化が上の白生地の上部だけというのも気になります。
撮影2022年4月
写真は2021年、去年7月のもの。表面の汚れ落としを兼ねた泡立ちテスト。ある程度酸化が進んでしまった石けんでは気休め程度かもですが、少し使う事で酸化の進行が抑えられます。
<アンティーク石けん>2011〜2016年
撮影 左:2021年1月 右:2022年4月
未使用古石けんの中で、傷んでいないもののコレクションです。
左上が一番古い作品で、2011年7月。
当時はクーラーボックスに入れて室温放置でした。
あずきパウダー、無地、ほうれん草の絞り汁の3色石けん(前田京子さんのレシピ参考)は作成当初は鮮やかな3色だったのですが地味で落ち着いた色に。
2つ目は黄色のピグメントとコーヒーで色付けした3色石けん、2012年2月。
カレンデュラ粉末、クレイなどの他、材料オイルにはバターギー(これが1番のクセモノ)、ショートニング、アーモンドオイル、アプリコットカーネルオイル、ライスブランオイルなど今では使わない材料がたくさん入っています。こちらはオーブン作成。この2つはワックスペーパーに包んで缶に入れて保存。少し退色はあるけれど酸化はしていないようです。
バターギーからの強烈な匂いが少しはマシになった気がしますが、悪臭を見越して多めに添加したペパーミントでもまだ清涼感は得られそうになくて寝かせ中。
3つ目、2014年夕焼け石けんはいくつか作った夕焼けデザインの中でも1番気に入ったもの。ハードオイルが多く、色分けで時間のかかった型入れのため冷めた生地が固まってからの加熱作成で細かいグリセリンリバーが出来、たいへん味のある仕上がりになりました。明るかった色は少し落ち着いた色味になりました。
右上、炭石けん
右の中2つ「ピアノ」「桜」は以前紹介した苛性ソーダが少し多かったもの。2016年の物ですが変色が少なく、白い部分もまだ綺麗です。
右下の石けんの透明部分は手作りMP石けん(レンジでチンして溶かすやつ)。初めてMPとのミックスでした。先に白い部分の生地をいつも通りに入れ、具材を入れて加熱作成後、更に具材を乗せてMPを溶かして流し込みました。
MP石けんは空気中の湿度を吸って表面がブツブツになるのでぴったりラップをするか、プラ袋に入れて空気を遮断して保管します。
これらの石けんは缶に入れて保管。こうして1年前の写真と比べてみると、あまり変化はないようです。一番古いものは11年物なので、すっかり落ち着いた状態なのかもしれません。
<過去作1>
撮影日左:2021年1月 中:作成直後2017〜18年 右:2022年4月
こちらは昔の面影がそのままのものから見る影もなくなったものまで色々。
トレイにカット桜を置いて流し込み、石けんにしてカットした「平作り桜石けん」はオイルのせいか結構早く酸化し、現在は残念な姿に。
左のスウィルがキレイなものは米油使用ですが、新しいオイルだったのでいまでもキレイなまま。
右上のバレンタインケーキ石けんは古い具材が入っているのですが、思ったほど変色せず。香料にはバニラも少し含まれているのですが割とキレイです。
対してその下の紫の花のものは紫部分が古石けんを色つけして捏ねたものなので予想通りに痛みました。
あり合わせのあまり石けんで作った具材を突っ込んだ右下2番目の「羊の夢石けん」は意外にもキレイに残っています。
その下「オーツミルク」2018年12月。こちらは酸化もなくかなりキレイなままです。
これもパーム核オイルを使用、シアバターとステアリン酸も少し入った旧レシピです。
<過去作2>2019年1〜6月のもの
撮影日 左:2021年7月 右:2022年4月
右側の桜、団子、下の桜が少し酸化が進んでいるようですが、まだ酷くはないみたい。
左のキャンプ3作は色をつけすぎて白いところ以外は変化がわからないのかも。
悪くなる前に使いたいけれど、実験のために5年は観察する予定です。
実験室に新たな家具を・・書き見台?付き本棚と白いラック。
本棚は石けん作成時にオーブンの天板に敷いていたタッパーへの断熱材にしていた板で表面が焦げていたのをヤスリがけ。削っている間、ずっと香ばしい木のいい香りがしていました。
下段のフタ?を持ち上げ、折りたたんだ脚を出して簡易机にします。
ミニ蝶番が活躍。
本棚を作ったら、中身も欲しくなり、あれこれとミニ本を作りました。
ネットでミニチュアブックのテンプレートがたくさんあるので最初は既製品をそのまま、要領がわかれば次にオリジナルを。コツがわかるのにはだいぶかかりましたが、フリーでもビンテージのカードや図柄など多種の素材を集められるので結構楽しめます。
ちゃんと読めるもの、それっぽい見た目だけのものなどが色々できました。
白いラックは「できた石けんを乾燥中」のつもり。
プラ板の切れ端で浅いトレイを作り、レジンで固めました。
プラ板は薬品棚?の扉のガラス代わりに嵌め込みました。ダイソーのものは縦横の収縮率が違うので思ったサイズにならない為、少し大きめに作って気長にヤスリがけしてピッタリサイズにして押し込みました。ついでに嵌め殺しになっていた開かずの引き出しも改造。やっぱり接着剤が固くて外すのが大変でした。
ゲド戦記のHarrekki(ハレキ)を作ってみた 〜ミニ龍?トカゲ?Beading Dragon Project
ドラゴンの出てくる物語は色々ありますが、ゲド戦記にもドラゴンがいっぱい出てくるらしい。腕にミニドラゴンを巻きつけたキャラクターがいるそうで、ちょっとググってみました。
「ハレッキはミニチュアドラゴンのように見える小さな爬虫類、イーストリーチに生息。エスタリオールの妹ケストがペットとして飼っている」「カシの木に生息し、ハチ、ミミズ、卵を食べ、手よりも大きく成長しない、Iffishで一般的な小さなドラゴントカゲ」だそう。
翼があるようなので翼部分はトビトカゲを、体の色は緑のヘビ : スジメアオナメラを参考に、生態から想像を膨らませたイメージで作ってみました。
最初、翼はちょっと無理かなと諦めていたのですが、それだとどうしてもトカゲにしか見えないだろうし。いや、この説明によると実際はトカゲなのかな??本を読んでないのでよくわかりませんが。
悩んだ末に皮膜は省いて簡素化した骨格だけの翼にして前足とくっつけることに。
翼部分は極小と細一分竹のとても細かい作業でしたが、なんとか形になりました。
小昆虫を食べるようなのでアクセントにフタモンテントウをつけてみました。(彼のオヤツ?)テントウムシはスカルピー粘土で穴の補強に細竹と丸小ビーズを埋め込んであります。仕上げにUVレジンを塗って硬化させ、完成。
・作製メモ
手首に巻けるように、胴体34→40段、下半身50→66段と少しづつ長めに。ワイヤーは両端を丸めて16cm、フェルトは2x18cm細身に下縫い。
*テントウ虫ビーズ
頭の白丸は実は目ではないんですよね。
・翼メモ
適当に作ったのでずれている場所がありますが、だいたいこんな感じ
一応手につけられるように、引っかけたり、壊れたりしにくいようなデザインで考えました。細かすぎてかなり大変でした。手?前足?にくっつけた形で扇子の骨のようなものを形良く広げた状態で固定します。9個のクサリ編み?ベースはなんとなく長めにしたかった手の腕部分(丸小8個分で三角柱)長さに合わせました。手足とも華奢にするため三角柱にしました。2段目の骨部分に繋がる色違いの極小部分はかなり適当。広げるための黄緑3個のつなぎ部分は竹ビーズの間の2個のうち外側のビーズを通して糸を渡します。クモの苦手な人にはツライデザインかも。
補強と形の維持のため、骨部分は5本作り終わったら再度もう一巡しました。セットのビーズのオマケに付いていた糸は縒って断面が丸いタイプ。これまでのものより少し太めだったみたいで、通す回数を少なくしないと穴に入らなくなってしまって難儀でした。
・翼取付部 形良くくっつくように適当に
糸が白くてはみ出た部分が目立つので、緑の油性ペンでチョチョイと塗って誤魔化す。尾は糸をあらかじめビニールシートの上で緑の油性ペンで色づけしてから作製。
・ネット購入した丸小ビーズ12/0 のセットはオマケで針と糸もついていました。
#秘蔵本#
・ドラゴン学の図鑑
想像上の生き物なのにホンモノの図鑑っぽくした凝った作り、ポケットや折りたたみページ、埋め込み部品などもあってワクワクします
・自然観察ガイド本〜テントウ虫のデザインで使用
普段の暮らしもちょっと視点を変えると新たな世界が広がります
ふんふんふんぎ様、アイデアありがとうございました!
シードビーズを編んで龍を作る 後編
コーラルの細石などを使って。3/21/22
乙姫さまが龍だったら…と妄想。お土産用タカラモノも添えて、と。
ツノの代わりに冠っぽいものを作って留めつけました。
手足?が無いのは上品に仕上げるため。リュウグウノツカイに寄せて・・・と盛大に言い訳。
作るのとつけるのが面倒だからという事もないわけではないけど、ゴニョゴニョ
いや、それって龍じゃなくてウミヘビやん!とツッコンでもらおう
上半身の背びれ部分はなるべく端の方に穴のある棒状のさざれを使い、中に詰めるフェルト部分も少なめにして細く仕上げたので何とか閉じられたのですが、下半身はいつもの太さのままで中心に丸大、特大を多めに使いすぎたせいか、閉じるのが大変で3回も糸が切れてしまいました。
結局、閉じる部分だけテグス(0.25mm)を使って閉じました。
特大ビーズを使うときは最初からテグスで閉じた方がいいかもしれません。
〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜
前回からの続き
*指の部分はただ糸を引いただけでは糸のたるみが取れないので、先のビーズとの間に隙間を作り、他と四角柱部分の隙間を無くしてから最後に先の部分を引くとよく締まる
指の数が増えたら指の曲がりは同じ方向に揃え、曲げた状態で引き締める
*頑張って左右対称に作ったのに、適当な方がよかった…
*後ろ足の縫い付けは作品によっては大きいビーズがあるので特にやりにくく、適当です。
縫い付ける向きだけ注意すれば、大丈夫。
*見本が手足の角柱部分を6段にしているのは、慣れるまで、持ちにくくて作業しづらかったためです。完成です。尻尾を曲げてカッコよく飾ってくださいね。
お疲れ様でした。
・・*バリエーションカタログ*・・
黒の1枚目は失敗ですね。ビーズが大きすぎてお団子状になってしまいました
上瞼のビーズが大きいとスペースが不足気味で綺麗なカーブにならず歪んで困り顔になるようです。
ツノは作るのが簡単で、ピンとしてダランとならずカッコよくまとまるものを未だ試行錯誤しています。金色はキングっぽくゴージャスにしてみました。
<扉写真の作製メモ>
1材料各種 2閉じるのは大変 3ツノなしは少し怖い顔 目のビーズが少し扁平だったせいでもある
4真珠盛り合わせ 5、6背びれ拡大 尻尾は極小で21段を5枚
<おまけ>
ミユキのロングマガタマビーズが手に入ったので作ってみました。
Special thanks for Kaoru chan!
何も考えずにギッシリ編み込んだ右側、その後一つおきに変えて作った左側。どっちがいいかな?
★感想、コメントなどがあればお気軽にどうぞ
シードビーズを編んで龍を作る 前編
↑この龍を作ります。 材料などをもう一度
<作り方について>
ビーズ編みはほとんど経験がないため、適当にしています。糸継ぎ、糸端処理など、もっといい方法がありそうです。
各所パーツは好みにアレンジして下さい。
以下、私の我流作り方記録メモです。途中、ピントがボケていたり、夜の作成時にライトで色が変わって見えたり、拡大鏡を通した写真が歪んだりと見苦しい所がありますがご了承ください。
↓見本の龍は胴体180度切り替え、ツノと尾も少し違うタイプです
身体を5つの部位に分けて解説します。
胴体の後に頭を先に作ってもOKですが、ヒゲ、ツノなどは糸が引っかかりやすくなるので後にします。
★背びれをアレンジする場合、後で閉じる時にやりにくいので、最初の1個目(根元)は(デリカ3つの下半身側)は、丸大サイズにする
*糸端は処理して切ってもよい
*胴体の10個のビーズから2個ずつ5つのパーツに別れて伸びていく感じ
オレンジが額(こめかみ)ブルーが頬、デリカ(ブルー)がアゴ
*最初の2段だけまとめて編むのは丸大部分のサイズ差緩和?最初に考えた人エライなあ。
*なぜかアマビエみたいに・・・
*目は特に大事です。目と周辺ビーズの具合で見た目が大きく変わります。
鼻先のまとめは適当でも大丈夫ですが、後でヒゲを作る時に鼻ビーズと間のオレンジ2個には何度も糸を通すのでその部分に糸を通しすぎないように
<おまけ>バリエーションサンプル
胴体から下半身を作る時は、下半身ビーズの位置をビーズとビーズの間になるように編むのですが、中心をずらせて作るので変な場所に足してしまいます。最後の最後に個数が合わずに余ったり。何度ほどいたことか。適当にごまかしたものも幾つかアリ。中心を合わせて作る方がやりやすいので変えて下さい。
背びれ部分の糸は緩んでいると中のフェルトがかなり見えるし、締めすぎると糸が切れやすい。
もっと中のフェルトを減らしたほうがいいのかも。
下半身の綴じ目は縫い目が見えにくくてまとまりやすいドロップビーズが使いやすくて気に入っています。
次はヒゲ、ツノなど
★質問、感想、お気付きの点があればお気軽にご連絡ください