11月に仕込んだグレープシードオイル石けん。 雨季に入って4〜5回雨の日があり、湿度が上がったので石けん表面が濡れた感じになってきました。
Wetなものは匂いを嗅ぐと、酸化臭がします。Dryなものとの差が出ているようなので、結果としてまとめることにしました。
写真は11月7日 開始数日後、12月16日
〜濡れ具合を調べる〜
光で反射させたら濡れ具合が見えるかと斜めに撮影してみました
感想
ラードの酸化防止剤が仕上がった石けんにも有効という情報があったのですが、
変わりなかったです。
酸化防止剤として添加するビタミンEオイルが効き目があったようで驚きました。
使用したオイルが「期限の過ぎたグレープシードオイル」という微妙なモノだったためか、酸化力?が強過ぎてフレッシュな普通のオイルでの結果とは異なるものになっているかもしれません。
ビタミンEオイル自体も期限が不明の少々怪しいものだったのですが、ベタベタにならない、という効果はあったようです。
ビタミンEオイル添加の中央たて列の裏面を見るとわかるように、濡れてはいないけれど、全体が褐色になり、所々に茶色の斑点があります。
酸化臭はしないのですが、ビジュアル的にあまり嬉しいものではないので、色やデザインによっては使えないかも。
また、ビタミンEオイル自体も期限がよくわからない怪しいものだったので、なるべく新しいものを使ってまた調べてみなくては、と思いました。
抹茶は簡単に茶色くなってしまうので添加しても綺麗な色にはなりませんね。
クロロフィルは濃い緑のツブツブに色は残りますが、色にじみしやすいので、完成した石けんと混ぜ込む方が楽しめる気がします。
ゴールドマイカも以前の酸化経験が嘘のように何も変化はありませんでした。
作成時におまけで作った、ピーラーでヘリを削ったクズを集めて丸めた「なんちゃってJADE石けん」が結構いい感じだったので、ヘリだけでなく、全体を削ってクロロフィルとゴールドマイカを少々足して固めてもいいかも、と思いました。
これまでの経験で、特に加熱作成では、石けん上部は型入れ時にボウルのヘリについた生地や、混ざりきらなかった香料オイルや余分なアルカリその他が加熱時に緩んで?浮いてきて溜まりやすいようで、そこにマイカがあると酸化が進むような気がします。
<泡立ちテスト>
サンプルごとの泡立ちの差は無いですが、表面のクリーニングも兼ねて何度かお試し。
泡立ちと溶け崩れにくさの両方を狙ったレシピですが、結構いい仕上がりでした。
ラードとパームオイルの差はなく、どれも同じ泡立ち。ぶくぶく泡ではなく細かい泡で、泡持ちもいいです。
泡の色が違うのはテスト回数によるもので、面白がって色を変えました。
こうして見ると、やっぱり石けんは白い泡がいいな。
洗い上がりはさっぱりしていて、少しキュッとする感じ。
手が乾燥した後に現れる、手の甲の白い石けんカス*はうっすら、あるかどうか程度。
*(当地の水道事情による)
全サンプル18個を2〜3回づつ続けてテストしましたが、手が荒れる感じはありませんでした。
サンプル石けんは全て、表面が綺麗に洗い流された状態にリセット?(部分的に酸化部位が残っているものもあるが)された状態です。乾燥させて、さらに放置して様子をみていきます。
次回は冬の石けんの泡立ちテストです。