楽しい石けん作りラボ

ダイソーのタッパーで石けん作りをしています

ミルクフォーマーとマグウォーマーで極小バッチ 50gのココナツオイル100%石けんを3時間で完成させる

今回はココナツオイル100%の石けん作成レポートです。

ココナツオイル100% 50gバッチ

ココナツオイル  35g

水33%      12g (12.3g)

苛性ソーダ97%  6.2g

室温 20℃

 

前回同様にオイル、苛性ソーダ水を調製し、温度を45℃に揃えます。

オイルにソーダ水を入れて攪拌開始。わずか6分でトレース完了。生地温度45.5℃

 

 型入れし、加温。湯温55.4℃、重石79.3℃で湯煎開始。

ココナツオイルは鹸化が速そうなので20分毎にチェックします。

1回目。湯温65℃。すでに生地はなんだか透明っぽいけど、よくわからない。

 

 37分後。どうやら出来ているみたい。もう少し詳しく見てみよう、、、

あ、水漏れしてる!どうも袋に穴が空いていたらしい。サンドイッチバッグは弱いので。

慌てて引き上げると全透明化していました。速い。

全体を観察し、よさそうなので終了。石けん温度63.2℃

 

 このまま室温で冷まし、2時間後に型出ししました。ラード石けんに比べてしっかりと硬くすんなり取り出せました。ヘリの立上り部分までピキッと硬い。薄い部分なのに、しっかりしていて脆くなく、ピンセットで軽くつついても崩れません。

上部の中央が噴火口のように盛り上がっています。飛行機から見下ろしたソルトレイク周辺にこういう感じのところがなかったっけ?

 

 添加物なしでこれだったら、もし香料たっぷりでおまけに蜂蜜なんか入れたりしたら。

そりゃあ間違いなく「ボルケーノ現象」が起こるわな、と納得。

 ボルケーノ現象とはソーパーさん達の間で恐れられている、火山の爆発よろしく、

型から石けん生地が溶岩のようにドクドク、ムクムクと噴き上がり、外に溢れ出ることです。主にココナツオイルの多いレシピで、高温で、炭水化物の添加物入り、香料、が発生の要因であるとされています。オーブンで温め中に起こる人もいれば、型入れ後に普通に部屋に置いていて噴火ショーが始まっちゃった人も。Brambleberryの記事

厄介なのは、まだアルカリ成分が強いこと。大抵高温で(噴火するぐらいだしね)  

ドロドロ、分離していたりすること。後片付けが大変そう。

 

 さて、ミニ噴火口を持ったミニのココナツ石けん、pHチェックをしてみます。

まずは底面から。薄い緑8〜9。フタの裏は青緑10〜11。側面、薄い緑。

上面、噴火口は少し青っぽい緑10。周囲の平地?はどこも薄い緑。

カバーに残った生地は紺色。濃い青色12ぐらい?です。

というわけで、今回もうまく完成したようです。プラカップを切って作った即席カバーの性能がいい感じでラクにフォーマーの連続使用ができました。

 

 

    本日のまとめ

ココナツオイル100%石けん

作成データ

生地温度45℃ぐらい 攪拌6分

型入れ 生地温度50℃ぐらい

湯煎 23分 湯温55〜66℃

透明化 +15分で終了

室温で冷ます

型出し 2時間後

 

 トレースが速かったのと2度目で慣れたこともあり、最初の写真を撮ってからわずか3時間で型出しできました。後片付けもとてもカンタン。湯煎終了後はほぼ室温になるまで放置しているので急いで冷やせばもっと早く完成するかも。それをやっても大丈夫なのかどうかは今後またテストしてみます。

  次回はオリーブオイルのレポートです。

オリーブオイルはトレースが出にくそうだけれど、どうなるのか。

もしかしてミルクフォーマーのモーターが焼きつくのか?

お楽しみに!