楽しい石けん作りラボ

ダイソーのタッパーで石けん作りをしています

マカデミアナッツ&ローズマリー石けん Macadamia & Rosemary

 

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ストック具材の消費も兼ねて 久しぶりの普通サイズ石けん作成 

先日テストしたマカデミアナッツオイルを使った、お気に入りのレシピです。

ベースは  uki ukiせっけんライフ で紹介されていた、「バランスソープ」を元に自分用にアレンジしたもの。

いつもはラードたっぷりにオリーブオイルで作っているのですが、今回は期限切れの紅花油が気になるのでそちらに置き換えて作りました。具材の方も実はちょっと年季の入ったものもあるので、ローズマリーの抗酸化パワーに期待することにします。

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具材

用意した具材は、写真左側が型の半分ぐらいまで流し込んだ同じベースの石けん(オリーブオイル使用)で去年春のもの。
型に入れたまましっかりラップして保管、今年の春先、端をカットした後また同様にラップして保管していました。

それを7切れにカットし、一つづつ葉っぱのクッキー型で抜きました。

抜いた中身と抜かれた外側の両方を使おうというケチなアイデア。

ブロックは少し前のコーラルビーチ 石けんの下の砂部分用にと、片側を少しカットしてしまったのでそこに、So.CAL(プロフィール写真)のロゴブロックでヤシの木の幹部分のためにカットした端っこを入れたらピッタリ。

写真中 抜いた中身と秋っぽい色味になるような具材を選びました。

バラの蕾風手こね具材(17年?)ローズマリーのデイジー棒型の中途半端な余りをスライスしたもの、黄(色粉)と緑(よもぎ粉入り)の色石けんの細切れ。

左、右共に具材重量は240gだったので、必要な生地量は720g全量として480gづつ。

合計960gとなります。

右の写真。5年ぶりぐらい?にホホバオイルを少し入れてみることに。

 

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 手軽に飾り具材を作るには

好みの色をつけた生地をジプロックバッグに入れ空気を抜き気味にして平ら(クッキー型で抜く、捏ね直すなどやりやすい)にして一週間ほど日陰に置いておく。空気を抜くのがポイント(ストローで吸ったりはしなくてよい)使う時まで開けない。

すでに完成して乾燥させた石けんを捏ね直す時はみじん切りにして霧を吹き、ジプロックバッグに入れて日陰に数日置いておく。袋ごと端から内側に向かって麺棒のお尻などで少しづつ潰していき、綺麗な台(ポリマークレイ細工用に購入したガラスの工作プレートを愛用)の上で手袋をして形作る。

 

今回のような型の長さいっぱいの具材は同じ型を使ってあらかじめ作っておき、それをクッキー型の高さより少し短いぐらいの幅に切り分けて抜く。

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クッキー型は上部から下部までストンと抜けた形のものが使いやすいです。まっすぐ垂直に押すのに積み木を利用しています。

 

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生地の作成

詳しい説明は「ラベンダー&カレンデュラ石けん」などで書いたのでザッと。

苛性ソーダ液を作り、冷ましておく。固形オイルを量って溶かす間に液体オイルを量る。溶けた固形オイルに液体オイルを入れてブレンダーで混ぜる。(ブレンダーのカップ内の空気抜きも兼ねて)

苛性ソーダ液がまだ熱ければ氷水などで冷やして45℃ぐらいに。今日は48℃、オイルが42℃でした。

オイルにソーダ液を全量入れる。

攪拌スタート。マカデミアナッツオイルはトレースが出にくいので少しづつムラのないようにしっかり攪拌していきます。ミニバッチの時のフォーマーとは違って、ブレンダーは 断続的に(ミキサーのパルスモードっぽく短くオンオフ)使っていますが、だいたい5分ぐらい?で緩めのトレースで香料を入れます。

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 Bramble berry の香料はお勧め使用量が多いので、レシピでは〜滴入れます、ではなく、〜oz入れますと書かれているぐらいで、ボトルはオープンタイプなので、ガラスのスポイトを使っています。(道具紹介で載せたVonsの薬コーナーで売っている黒いゴムキャップがついたもの)入れたらすぐ手動でぐるぐるよく混ぜて、軽くブレンダーをかけて均一にして生地の出来上がり。

色分け

生地を80g取り分け、Rosemary powder5gを入れよく混ぜ、Rosemary生地を作ります。

できたRosemary生地40gを元の無地生地のボウルの端っこに戻します。

残したRosemary生地のボウルに元の無地生地の無地部分を440g、ヘラで無地部分だけうまく入れて同じ状態の生地を2つ作りました。洗い物を減らすための努力

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型入れ

穴あきの方から。混ぜないで無地部分を先に流し込みます。幸か不幸か、一部崩れたところがあったので、そこから内部の穴に流し込みました。空気が残らないように気をつけます。ベース部分は作成から時間が経っているため、少し縮んでいたため周囲に少し隙間ができていたのでバターナイフを隙間に差し込んで多少空気抜きをしました。

その上に残りの生地をヘラでぐるりと一混ぜしてから流し込みます。

型入れの終わった生地の上部と側面(手前)はこんな風。

スチーム時にモニター温度計をつけるので左端がカットされていたのは好都合でした。

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写真左より

1花柄の方は、まず生地全体をヘラでぐるりと一混ぜしてマーブルにし、2センチぐらいの深さに生地を流し入れます。

2左側に蕾具材を並べ、3残り生地に黄色と緑の細切れ具材を入れ、塊を潰すように混ぜて、4上に被せるように入れていきます。生地は三分の一量ほど残します。

5型抜きした葉っぱ具材をゆっくり押し込むように入れます。

右下に軸部分を狙って少し斜めに入れることにしました。

6配置が決まったら残り生地を全て上に乗せ、7花形と蕾具材を適当に飾りました。

埋め込みすぎたら見えなくなるし、乗せただけだと使用中にすぐ取れてしまうし。

あと、私の場合はモニター温度計のプローブ部分をちょっとずらす工夫が必要だったりします。

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スチーム作成

型に蓋をして、プローブをセット。水を入れ、スノコを敷いた大鍋に入れて準備完了。

蓋をして加熱します。今回はオーブン作成時と同じ温度76℃付近を目標にしました。

時間は1時間半程度を予定。

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モニター温度計のグラフデータ(スマホ画面)より

加熱開始から50分後、角部分からピーク。穴あき(Hole)も花(Flower)もどちらも85℃ぐらい。

中央部は、90分後に穴あきが何故かグングンと急角度で伸びていき、92℃まで上がりました。花は10分遅れで82℃が最高温度。すでに石けんになっている具材は急激な温度上昇はしないため具材の場所によって生地温度が変わるのでしょうね。

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加熱後の工程

結局加熱は110分行い、その後室温で一晩置きました。

翌朝冷凍庫に入れ、型出し、カット。

穴あきの方は立ててみたら木のように見える!予想外に面白いものができました。

花の方も秋っぽくていいかも。

夜にスタンプするつもりが翌朝になってしまい、Sodium Lactate効果+硬い具材でスタンプの文字が入りにくくなってしまいました。(かなり押しつけて跡を残すようにしました)

乾燥するにつれてマーブル部分は色が濃くなっていくので落ち着いたら真っ黒になるのかも? ちょっと心配だけど楽しみです。

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