楽しい石けん作りラボ

ダイソーのタッパーで石けん作りをしています

アボカド50%石けん Avocado HALF

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私がいつも購入しているアボカドオイルは真っ白に仕上がるタイプです。オリーブオイルよりも高価なので気軽には使えないけれど、オリーブオイル同様に肌には優しいらしい。 100%単一オイル実験では泡立ち具合もオリーブとよく似ていて、これだけではヌルヌルするばかりであまり泡立たず、溶け崩れやすく柔らかい石けんになりました。このアボカドオイルを贅沢にオイル総量の半分量配合して、しかも泡立ちと硬さも出すには?

と、欲張ったレシピを考えてみました。

オイルではなく脂肪酸のミリスチン酸(泡立ちと硬さ)、ステアリン酸(硬さ)を使います。

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ミリスチン酸、ステアリン酸は少し溶けにくく、攪拌時にはすぐトレースが出るので、生地がムラになりにくいようにボウルでなく、ピッチャーで作ることにしました。

上の写真左下に白とピンクの色材があるのは、野ばらの石けんのリベンジ用具材を作るため。その分を増やして生地を作りましたが、一回分の具材は40g程なので増やさなくても良かったみたい。(40g分足して770gの生地作成をしたけれど、型入れ時、これぐらいでいいか、となんとなく670gでやめてしまったので100gのピンク生地となる)

色材の下のジプロックバッグは、当初それに入れて一緒にスチーム作成する予定でした。が、縞模様にするにはタッパーの方がいいかと急遽変更。どちらにせよバッグに入れたらタッパーに乗せて鍋に入れる予定だったけど

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色材 具材用 

Titanium Dioxide,  Electric bubble gum 各1wsp

香料

Essential oil: Purify  (doTERRA)    2mlぐらい(滴下タイプで急いだので適当

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生地の作成

いつも通りに

苛性ソーダ液を作り、オイルを計量して準備(固形は溶かしておく) 溶かしたオイルと液体オイルを合わせて、ブレンダーで軽く攪拌する。カップ内の空気抜きも兼ねて

オイルのボウルにソーダ液を全て入れる。今日は室温24℃、オイル36℃、苛性ソーダ液44℃

攪拌約1分足らずであっという間にトロトロに。ブレンダーを手動で上下に動かし、生地が満遍なく混ざるようにしました。

香料を入れます。友人に頂いたdoTERRAの Essential oil、これはブレンドされたタイプのもので、素晴らしく素敵な香り。真っ白なアボカド石けんのイメージにぴったり。

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香料を入れたらすぐに、ヘラでよく混ぜて型入れ。型を秤に乗せて入れていたのですが、ピッチャーの残りが少なくなりすぎな気がして途中で辞めてしまいました。計ってるのにね。

具材用ブロック作成

ピッチャーに残った生地はヘラでかき集め、ボウルの片隅に入れ、別な場所に白Titanium Dioxide とピンクElectric bubble gumを適当量入れ、オリーブオイルを5滴程たらし、そのまま生地の一部ですり混ぜてから、全体をざっと混ぜます。ある程度の厚みがあったほうがピーラーで削りやすいかな、と思ったので、傾けた型に入れました。

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スチーム作成

アボカド石けんの方には穴の空いたフタをしていつものようにモニター温度計をセット。 具材ブロックの方は穴の空いていないフタをして横に並べて鍋に入れました。

鍋には水と中敷を入れています。

スチーム温度は70℃ぐらいで100分以内にしました。アボカド100%のデータが72℃、110分だったので、それよりは早くなるはず、と。

今回は鍋の温度管理がうまく行き、70℃弱でずっとキープできました。最初強火にして目標温度の少し手前で一番弱火にし、鍋のフタのずらし加減で丁度何もしなくても一定温度になりました。(たまたま)

生地温度は43分後に角部分が85℃、82分後に中央部分が87℃でそれぞれピークとなりましたが、その後15分でもそのままあまり温度が下がりませんでした。

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火を止め、鍋のままでゆっくり冷まし、中央部が40℃以下になったら(火を止めて4時間後)冷凍庫に入れ、数時間後型出ししました。

7切れにカットして、pHチェック。上面、カット面共に9〜10でした。

型入れしたままの、上部のもこもこ、そのままにしたらこうなりました。自然でいいかな。

一段落したら、マカデミアナッツ&ローズマリー以降の石けんをまとめて泡立ちなど比較する予定です。

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