早いもので、あれから半年以上が過ぎました。思いつきで怒涛のように行った実験で、たくさんのサンプルができてしまって、保管場所が手狭になってきたので変化をチェックして再利用していくことにしました。
サンプル石けんは、泡だてテストをした後にしっかり乾燥させ、種類ごとに分けてジプロックに入れて日陰で保管していました。
取り出して、なるべく以前と同じように並べて撮影しています。天候不良のためライティングがかなり違っていますがご了承ください。(撮影日 12月24日)
1枚目がBefore 2019.5月、右2枚はAfter 半年後 2019.12月です
・オリーブ75%(パームオイル他はラード)
冷凍サンプル(右下2個)はその後加熱して作成
室温放置で作成したものは下部が黄色く変色して酸化 わずかに酸化臭あり
・オリーブ74%
冷凍サンプル(右下2個)はその後加熱して作成
ところどころ白っぽい色むらが見られるが酸化臭はなし
・オリーブ49%
冷凍サンプル(右下2個)はその後加熱して作成
白色、黄変はないみたい
・オリーブ32%
当時は型出しできなかった室温放置作成もその後無事に完成、冷凍は現在もまだ冬眠中
(一年後に加熱作成する予定)
白色化、黄変は無し ワイン色が落ち着いた紫になったかな?
・オリーブ75% 蜂蜜入り 70℃加熱
室温作成のものは薄茶色でなく薄緑っぽい??
元はこんな感じ(泡立ちテストの写真から)薄茶色だったはずなのですが。
・オリーブ74% 蜂蜜入り 60℃加熱
紫色がほとんどなく、どれも薄茶色っぽい
室温作成のものは薄緑っぽい、こちらの方がより黄色みが強いような
見比べやすいように、全部並べてみました。上段 Before 下段 After 12月の撮影で曇っていたため、少し暗いです。(32%の時にやっと日が差しました)
今、書いていて並べる順番を間違っているのに気づいて、急きょ文字を入れました。
少し見辛いですが、右端の室温放置で作成したものが痛みが早いような気がします。
冷凍したものは最終的に50℃で加熱作成したので綺麗に仕上がっているようです。
他に変色の激しいものは、上から3段目の蜂蜜入りグループのある60℃作成の蜂蜜なしの左2個。上の同じ蜂蜜入りシリーズとの違いは、温度の他にひまし油がちょっぴり入っている事ぐらいなのですが、まさかそれが原因?そうとは思えないけれど。
・・・なんでだろう?
できたてでは違いがほとんどなかったけれど、時間が経つとこんなに差が出るものなのですね。
私の感覚では、加熱作成は、生地が高温(と言っても高くて90℃そこそこ)になるので酸化しやすいかも、と思っていたのですが、実際は逆で低温で作る方が未反応のオイルが残りやすいためか酸化しやすいのかもしれません。