2年ほど前の年末、知人に大量の写真とテキストで実況中継をしながら作った写真がたくさんあったので、最初に紹介するのはカレーパン!(写真で時間も分かるし)
この時もなんとなく思いつきで、具材のカレーを大量作成1400g作り、手こねとの比較をすることにしました。
具材は普通のカレーを作って煮詰めると時間がかかるので、水を減らし、野菜も細かく刻んで作りました。カレールーの他にも、好みのスパイス(ガラムマサラやら、カレー粉やら)、あればチャツネ(トレジョやインド系スーパーで売ってるジャムみたいなの)を入れても甘みでコクが出て、美味しい。
具材のレシピは省略します。とにかく、冷めたら手で丸められる硬さにします。(ジャガイモは潰すとよい)
生地量は40gに分割して18個分になります。カレー具材は40gで34個できました。
生地のレシピ、分量は全く同じですが、混ぜ方が少し違うので右側の下準備に注意。
ベイカーズパーセントというものを初めて書いてみました。書き方あってるかな?
手捏ねは参考にしたレシピに従って、粉類に砂糖や塩、イーストを混ぜるやり方です。
手順通りに進めます。
13:15 溶き卵に温めた水を入れる 粉類は混ぜておく
:16 大きいボウルのよく混ぜた粉類に卵水を入れてぐるぐる混ぜる(平面ビーター活用)
:18 ひとまとめになったら生地をきれいに全て取って捏ね台に出す:22
:28 ボウルにはショートニングを塗っておく
13:32 台にすりつけるように捏ねて、ある程度滑らかになったら
:43捏ね上がりをチェック 片手ではツライ
:45 バターを加えて捏ね上げる
13:54 ある程度滑らかになったら、カード(ドレッジ?)で集めつつ、少し叩きつけるようにしてまとめていく
:58 手にくっついた生地を取る
14:01 捏ね上がりチェック
:03 周囲にカードを差し込み、両手で回しながら、生地を中央てっぺんから下側にたくし込むようにして表面をきれいに丸める
:05 ショートニングを塗ったボウルに入れ、ラップして一次発酵(室温)
★約50分で生地完成 捏ね時間45分
キッチンエイドミキサーで捏ねるのは、いつもの方法にします。
14:13 材料を計量、粉類は大きいボウルに入れてよく混ぜておく
:15ミキシングボウルにぬるま湯、砂糖、塩、卵を入れ、平面ビーターで手で混ぜる 1枚目
:18イーストを入れる ふやかす感じ 混ぜなくていい 2枚目
:21粉の半量強を入れて、手動で粉っぽさがなくなるまで混ぜる 3枚目
(最初からマシンで混ぜると粉が飛び散って片付けが面倒なので)
:22セットして目盛2ぐらいでミックス タパタパと軽快な音がしてくる(入れた粉量にもよるが)
:27滑らかになったら(5分ぐらい?)止め、ボウルを外し、残りの粉を入れて、同様に手混ぜで粉っぽさを取る 5枚目
14:28もう一度セットして再び同様にミックス 1、2枚目
:30ある程度まとまったらバターを加える 3枚目
:30低速(目盛2)で全体が満遍なく混ざってきたら、目盛4にして捏ね上げる
生地が中央のビーターにくっつき、空回りっぽくなるので、遠心力で吹き飛ばす感じ?
:36捏ねあがったら、(好みの硬さに粉を足してもよい、粉は後から足せるので柔らかめで仕上げています)止めてボウルを外し、生地を台に取り出す
14:39台に出したら、ボウルとビーターについた生地もきれいに取り、生地を丸める
:43ショートニングを塗ったミキシングボウルに戻し入れ、ラップして一次発酵
15:13カレーを計量して細長く丸めておく 40g x 34個になった
16:03約1時間たち、随分膨らんでいる生地
:05フィンガーチェック いい感じです
★約30分で生地完成 キッチンエイドでの捏ね時間13分(太字時間参照)
16:08台にひっくり返して生地を出し、両手で軽くパンチしてガスを抜く
:09カードで半分にカット 生地を少し持ち上げて伸ばしながら分割していく
:19秤で計量しながら分割 40gx18個
:21片手で包み込むように持ち、台に丸を描くように擦り付けて丸める
16:28濡れ布巾かラップをかけて休ませる ベンチタイム
:58少し膨らんだ生地を手で上から押さえて楕円形に伸ばす
17:02一個づつよりローテーションで、少しづつ行うと効率が良い 生地は時間が経つと緩むので
:06二周目終わり そろそろ次で包めるかな、というサイズ
17:07これぐらいのサイズにして裏返す カレーパンではあまり関係ないけど表面が綺麗に仕上がる
:09生地の中央に丸めたカレー具材をおく フチにつかないように!
オイルがつくと生地がくっつかなくなり、発酵途中や揚げている最中に口が開きます
:10まず、てっぺんからしっかり閉じる(お好きなやり方でいいですが)
:11餃子みたい? とにかく綴じ目はしっかりと
17:13軽く粉をまぶしてくっつかないようにし、ラップを敷いたトレイに並べる
:18いっぺんにやってみた 全部できたら1つづつ全体に粉をまぶしつける
:29最後の一個
:32手捏ね生地分、包み終わり (柔らかくなりすぎるのでラップはしないです)
:33左のキッチンエイド生地が呼んでます フィンガーチェックしたらOKでした
17:42分割、丸め終わり 40gx16個 残り88gを22gづつ4個に→「お楽しみ」にする
:57揚げ物準備 揚げ油はオリーブオイル使用
18:01手捏ね分の発酵チェック 薬指で軽く触れるとまだ待てそうでした もう少し待ってて・
:02「お楽しみ」のあんドーナツ用こしあんを計量
:26キッチンエイド分の生地を大急ぎで包み終わる
18:27手捏ね分の生地はよく膨らんで頃合い 口が開きそうなものはつまんでから卵液に
:33衣をつける 溶き卵にくぐらせ、パン粉をつけ、トレイに並べる
:50熱した揚げ油に入れ、両面を色よく揚げたら出来上がり〜
最終が何時だったのか、記録に残ってなかったですが、多分19:30頃?
結局、手捏ねとマシンとの生地の差は全く感じられず、というより、包むあたりから忙しくてそれどころではない状態。
じっくり比べたわけではないけれど、分割・丸め・包んだ感じは同じだったと思います。
もちろん食べても分からず。(カレーパンでは比べようがないですよね)
ただ、所要時間は短く、体力的にもラクラクでした。
のんびり手捏ねで生地の変化を体感して楽しむのも時にはいいけれど、一気にバーッと大量作成するにはマシンは手軽にできて便利です。
今回は初めてのカレーパン専用生地(他人レシピ)で作ったので、ちょっと気を使って指示通りに丁寧に作りました。
専用生地だけあって、包みやすく扱いやすい生地でした。
我流のロールパン生地を作るときは、更に手抜きして、ミキシングボウルにまずバターを入れ、コンロで温めて溶かし、電子レンジで温めたミルクを入れ、砂糖、塩を入れ、卵を割り入れ、ビーターで手混ぜ。卵がほぐれて砂糖などが溶けたらイーストを入れてふやかし、粉の半量を加えて・・という手順です。あとは同じ。バターを最初に入れるなんて!と言われそうだけど、ホームベーカリーだと全部一緒に入れるわけで・・
バターを別容器に入れて電子レンジで、とすると洗い物が増える。
ミキシングボウルはステンレス製だから直火でも大丈夫、というズボラな考えです。
イーストは粉と一緒に、というやり方もしてみましたが、イーストの粒が出来上がったパン表面に残っていた事があり、あまりよろしくなかった。(バター先入れの悪い面?それともこのイーストの性質?)なので先にふやかす方法に落ち着いています。
粉の量を調節するのにもイーストと粉を混ぜてしまうと粉を残せないプレッシャーもあるし(足すことはあれど、残すことはほとんどないけれど)
あと、捏ね上げ温度とかは気にしていません。発酵に少し温めたオーブンに入れたりしていた時もあったけれど、温めて仕上げると出した時に冷たい室温でしぼむことがあり、(たくさん作りすぎ!)イマイチよくない仕上がりになることが多いので、普段は室温で自然に任せて作っています。大量に作るので生地を待たせる方が多く、寒い冬の方が落ち着いて作れるし、低温発酵の方が美味しく出来上がるので好きかな。
そうそう、こんなに大量のカレーパン、どうするのかって?
それが、不思議なことにすぐに消えるのですね。(ファンが多い)冷凍もできるけれど、自宅に冷凍する程の量が残ったことはないかも。 先日、揚げる前の衣をつけた段階で冷凍して、後日揚げてみました。 揚げる前に室温に戻して少し生地を緩ませてから揚げるのがいいみたいでした。冷凍庫内で場所を取られるのが嫌で、成形後にラップを敷いたマフィンパン(クリスマスカップケーキ石けんでおなじみ)の穴に無理して詰めて凍らせたので、生地が少々窮屈だったようで、一回り小さいカレーパンになりました。
カレーパン、慣れたら作りやすいですよ。
揚げたてのアツアツを是非体験して下さい。