クッキーと一口に言っても、ほろほろ、サクサク、しっとり、チューイー等色々なものがありますね。
自分で作ると「どうせ焼くなら一気に・・」と天板いっぱいに並べる量にしてしまう私。
それで、ついつい食べ過ぎてしまうからあまり作らないことにしているのです。
が、先日ブログで見つけたレシピがどうしても気になってしまい、即作ることに。
じゃポルスカさんのレモンクッキーのレシピです。
コーンミールを入れた生地で、想像するにザックリで粒々感がありそうで噛むたびに美味しさが広がるような、レモンの酸っぱさも思い浮かべたらもう辛抱できなくて。
材料は運よく全部揃っているし、とすぐに分量を換算、多少の変更を加えて作り始めました。
バター を量ってヘラで混ぜながら粉類の準備をしていたら、なんと、コーンミールだと信じて疑わなかった使いさしの袋には Semorina flour の文字が。
慌ててネットでセモリナ粉がコーンミールの代わりになるか?と検索するも「なりません」という回答ばかり。アテにならなかったので仕方なく自己判断。
「多分大丈夫だろう」とタカをくくり、不安な気持ちは半量をアーモンド粉にすることで誤魔化しました。
セモリナ粉は手作りパスタを作るのに使う粉で、一応小麦粉ではあるのですが、デュラム小麦と言われる別の種類です。質感も粉というよりは細かい粒々なのがコーンミールと似ています。
お値段はコーンミール24oz、セモリナ粉24oz、アーモンド粉16ozの順。
こうして比べると、アーモンド粉はかなりお高かったのですね。大容量入りをコスコで買ったので気づきませんでした。
材料一覧↑ オリジナルから少しアレンジ 粉ボウル左:細粉がセモリナ粉、右:アーモンド粉
今回は2度目の作成でレモンが無かったので、ポッカレモン風の汁と頂き物の「知り合いの裏庭で採れたメイヤーレモン」の皮の蜂蜜漬けをみじん切りにしたものを使いました。
作り方
材料は全て量る
バター は室温に戻しておく
粉類は中力粉〜ベーキングパウダーの4種をよく混ぜる
(袋に入れて振り混ぜる、振るうなどでも)
バター はヘラでよくすり混ぜ、砂糖を加えてさらにすり混ぜる
卵を1個づつ入れ、その都度すり混ぜてなじませる
レモン皮も入れて混ぜる
粉類を半量づつ入れてヘラで切るように混ぜる
混ぜ方で出来上がりの固さが変わる サックリさせるにはあまり練らないように混ぜる
全体を満遍なく、粉っぽさがなくなるように
ほとんど粉っぽさがなくなったらレモン汁を回しかけてひとかたまりにまとめる
ラップで包み四角に成形 菓子箱を利用して押し込みました 28 x 11.5 (高さは3cm ぐらい)
箱に入れたまま冷凍庫へ数時間入れる
固まったら取り出す オーブンの予熱を入れる 365F*(190℃)
*オーブンの温度は機種、使う天板の種類で焼き上がりが変わるので自己調節
ラップを取り端から1cmの厚さにカット
さらに半分の長さに切り、オーブンペーパーをひいた天板に少し隙間を開けて並べる
365Fのオーブンに入れ、20分程焼く 焼き加減は好みで調節
焼きあがったら冷まし、ジプロックに入れストック
焼くと膨らむので元のサイズに入りきらない 増えて得した気分
あり合わせで入れた「レモンの蜂蜜漬けみじん切り」は、なかなかいいアクセントになっていて美味しいです。冷凍庫にこれまた頂き物の柚子の皮をたくさんストックしているのでこれも蜂蜜漬けにしてみようと思いました。
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気に入って繰り返して作っていたらとうとうセモリナ粉がなくなりました。
早速コーンミールを購入。
オリジナルに戻す訳ですが、セモリナ粉とアーモンドパウダー半々のレシピに慣れてしまっていたので、アーモンド粉を3分の1に減らしてコーンミールと合わせて作ってみました。
見た目はほとんど変わらず。食べた感想はザックリ感、ツブツブ感は同じですが、前回までよりもバターの風味が薄い感じがしました。コーンミールに吸収された?
今までよりもあっさりしているので2つ3つと止まらず、危ない危ない。
他の材料は全く同じ分量なのに不思議でした。全く同じレシピでも作り方で、例えば最初のバターの混ぜ方などでも変わるのかもしれません。
焼きあがって冷ましたクッキーはジプロックサンドイッチバッグに詰めて入れ、空気を抜き気味にして冷凍庫へ入れています。
普通のお菓子、麺類、パンなどに使う小麦粉はパンコムギ:Triticum aestivum
パスタに使うデュラムコムギ:Triticum durum
プロテイン含量が違います
ちなみにコーンミールは、ここアメリカではトウモロコシの粉でツブツブ感のある粗挽きの粉でコーンブレッドでおなじみ。コーンフラワーはさらに細かい粉状にしたもの、です。
コーンフラワーはイギリスではコーンスターチの事になるらしく、レシピに注意が必要だそうです。(コーンの粉のつもりがデンプンだったのでは、仕上がりが全然違いますよね)
さらにさらに、粗挽きコーンで作られる料理でポレンタ(イタリア)とグリッツ(アメリカ南部)があるそうですが、ポレンタは普通のコーンミール、後者はHominyと呼ばれるアルカリ液で処理したコーンを挽いて作るものらしく風味や栄養価が全く違うのだそうです。
興味があれば調べてみては?(間違っていたらゴメンなさい)
食べられないクッキーも作ってみました。
Creative Rachyさんのネコのクッキーサンドアイスです。
いくら頑張っても本家の繊細さ、洗練された感じにはならないのでアレンジで柄などを変えました。その後眺めていてクッキーを取り替えられる方が面白いかも、と改造。
続いて、これだけ厚みがあるのだからとさらに改造。
ミニスイーツをお腹(背中)に入れた、「腹甘い」ネコとなりました。
(いちご大福、たい焼き、みたらし団子、プリン、ミニケーキ)
日本のダイソーで買っていた超強力ミニ磁石(8個入り)がうまい具合に使えてなかなか楽しいモノができました。
こんな事なら最初から穴を開けて作っておくのだった、粘土が勿体無かったなと思いました。