楽しい石けん作りラボ

ダイソーのタッパーで石けん作りをしています

キッチンエイドでにんじんとポピーシードの食パン 〜アメリカンレシピ その3

軽くトーストしてレタス、ハム、チーズ入り薄焼き卵、アボカド、マヨネーズでサンドイッチ

ずっと昔、アダルトスクールのパンクラスで習ったキッチンエイドミキサー を使ったパンレシピシリーズの3つ目です。にんじんをすりおろしてたっぷり生地に練りこみます。粉は全粒粉が元レシピ。甘みは蜂蜜、油脂はオリーブオイル、ポピーシードとかぼちゃの種もたっぷり入ってボリューム満点で噛みしめるほどに美味しいパンです。膨らみが少々物足りず重い感じだったので湯種を加えて改良しました。

手持ちに全粒粉がなく、強力粉も売り切れていたためオールパーパス(中力粉)と小麦胚芽で置き換えてみました。オリーブオイルは柔らかくしたバター(溶かしても)に変えても良いです。かぼちゃの種は塩のついていないものを使います。なければひまわりの種など塩味がついてなくてローストしたナッツ類なら何でも合いそう。

上の写真は粉以外1斤分の材料です。にんじんをすりおろすのがちょっと面倒でした。

<材料>

*他にボウルと型に塗るショートニング、仕上げに塗る卵液。ショートニングはバターでも代用可能。卵は好みで。残りは薄焼き卵にしてサンドイッチに。

<下準備>

かぼちゃの種 元レシピは50gでしたが小袋は70gぐらいだったのでその半分に変更

湯種 必要だったのでまとめて2斤分作りました。加熱の加減で水分が蒸発して完成量が多少変わるので煮詰まりすぎたら水を足して混ぜて調整するといいかも。1斤分100gにします。

全粒粉(強力粉の)があれば量ってそのまま使えます。強力粉なら225gと小麦胚芽7gで。

<作り方>

材料を計量し、ミキシングボウルに入れていきます。イーストに直接蜂蜜と塩が触らないようにちょっと気をつけたぐらいで適当。蜂蜜は容器に残りやすいので直接量り入れても。

粉の量はいつもよりかなり少な目。いつもなら半量強を入れるのですが水分が湯種とおろし人参なのでいつものようにドロドロのスライム状にならず、かなりネッチョリになります。

いつも通りに進めます。前半は少量だし柔らかいのでスピード4まで上げてしっかりミックスし十分に粘りを出します。その後、ボウルを外して残りの粉を全部入れ、軽く混ぜてセットし直し、そのまま置きます。休ませるとベタつきが少なくなり扱いやすい生地になります。

後半は最初に2分ゆっくりStirで混ぜた後、スピード2に上げて10分混ぜました。この生地はベタつくのでボウルの壁にくっついたままですが、少量づつ擦り取られて混ざっていきます。8分ぐらいでもいい気がしますが念のためちょっと長めにしました。

仕上がった生地はベタベタながら手袋(型塗りついでにショートニングを両手に伸ばしておく)だけでくっつかないので余分な粉は要りません。膜はびっくりするほど薄い。フラットビーター、ミキシングボウルについた生地もシリコンヘラやドレッジで綺麗に取り、ひとまとめにした生地を手で伸ばしかぼちゃの種を混ぜ込みます。

普段室温で発酵させていますが、流石に10℃前後と寒く、オーブンで発酵させることにしました。発酵機能などという便利なものはついていないので庫内全体が壁まで熱くなるまで温度を上げたら消し、生地を入れたボウルをラップしてさらにタオルでぐるぐる巻いて入れました。

材料の水分のおろしにんじんと湯種は温めずにそのまま使ったため、生地の温度が低く2時間ぐらいかかりました。1斤づつ2回を1時間差で作ったけれど結局同じになりました。

左側ボウルはオリーブオイル、粉120gで先混ぜ、休みなしに後半ミックス。右側ボウルはバター、粉80gで先混ぜ、20分休ませて後半ミックスしたもの。なぜか右側の1時間遅れの方が勢いのある生地になりました。バターのせい?休ませたから?前半生地の粉量の差?

生地の分量は1斤分より少し多めであまりの生地で小さなロールパン が2つできる分量。これで色々お試しして楽しんでいます。分割して丸めた後のベンチタイムもオーブンで温めました。

最近の食パン作りでは麺棒は使わず、手で伸ばしています。押さえてある程度伸ばしたら、生地を持ち上げて分厚い部分を引っ張り目指す形に整えます。畳んだ時の幅が型の幅になるぐらい、を目安にしています。仕上がったパンがかぼちゃの種のせいでぐるぐる巻いた横部分に穴ができやすいみたいです。(多分私の巻き方が悪い)

あまり生地のロールパンには粉チーズやゴマをよく入れますが、今回はハムにしました。ちょっと大きすぎた。この半分でもよかったかも。成形中から右側の生地の方がフワフワして扱いやすかったですが、最終発酵後にはその差が明確になりました。

右端の写真は左から、

湯種なし、20分休ませた

湯種入り、前半のあと休みなしで続けて後半ミックス

湯種入り、油脂をバターに替えた、20分休ませた

ものです。湯種を入れると生地がきめ細かくなり、高さも出てよく膨らんでいますね。

湯種なしの膨らみが悪いのは室温発酵だったので焼き上げまで11時間もかかったせいかも。

元レシピは「塩と粉の一部、かぼちゃの種以外の材料を全て入れて軽く混ぜ、1時間休ませてから捏ねる」で、先に入れる粉量は決まっているものの、後半は混ぜながら生地に1/4カップづつ足し入れて固めで少しベタつく生地に仕上げる、という不明瞭なものだったので、人参の水分量や人参パンの他の人のレシピなどを色々見て人参の水分量を80%として考え、生地の水分を70%にして粉量を算出しました。また、塩を先に入れていつもの作り方で20分休ませても焼き上がりに差はなかったため変更し、次に湯種入りに改良しました。

湯種入り食パンをよく作るようになり、生地がしっかりしているため手粉や打ち粉が不要なのに慣れ、今では分量外の粉を滅多に使わなくなりました。手袋とショートニング(手袋に残っている)で綺麗に丸められています。

レシピを見た時は卵も牛乳も入っていないから物足りないかな?と感じたのですが、具材が多く入っているのでむしろシンプルな生地がそれぞれの具材の味を引き立てているように感じました。特にサンドイッチにする時はよりシンプルな味の方がいいのかなと思いました。

好みで卵や牛乳を入れるなら、うーん湯種の水分を減らして置き換え?または人参を減らす?難しい。

大好きだった大高輝美さんのフェルト細工のデザインで
かなり前に作った雛人形
顔がないのは子供達にかなり不評だったな