楽しい石けん作りラボ

ダイソーのタッパーで石けん作りをしています

ダイジェスティブクッキー風  〜オーツ たっぷりザクザク食感

大好きなダイジェスティブクッキー、こちらではあんまりメジャーではないけれどWorld market で見かけます。考えてみたら材料は安くで手に入る。じゃあ作ろうと挑戦しました。

市販のものとは異なりますが、自分好みにしたので美味しいです。

小麦胚芽とオーツブランを入れてザクザクにし、少しづつ噛み締めて味わうタイプにしました。甘みは控えめにしたのでトッピングにセミスイートチョコを、パサつきを和らげるのに泡だてた生クリームをつけました。

冷凍庫で凍らせて冷たいまま食べています。小腹が空いた時にぴったりのおやつになりました。

<材料>

  ・写真に塩を入れ忘れました

  ・使用した強力粉は後ろのアメリカ製ですが見やすくするためカメリヤを置きました

 

材料の配合は適当です。ラフなタイプなのでそれほどキッチリ計らなくても大丈夫。

卵を入れると生地が固くなるので入れていません。

<作り方>

ジプロックバッグに粉類、乾き物を量り入れる。写真は1/2小さじ(2.5g)の塩を入れるところ。若干塩辛かったのでレシピは減らして書きました。ココナツシュガーはコクが出るので使用。グラニュー糖など他の砂糖でもOK。

空気を入れた袋の口を閉じてよく振り混ぜる。満遍なく粉類が混ざるように。

油脂を加える。バター。ショートニングを量り入れる。先程と同様、空気を入れた袋の口を閉じ、振り混ぜたり揉み込んだりしてそぼろ状の生地にする。塊はほぐして均一な生地になるように。牛乳を量り入れる。(写真は大さじ2の計量スプーンです)

また同じように振り混ぜたり揉み込んだりしてムラのない生地を作る。ひとかたまりにならなくても大丈夫。

平らな場所に置き麺棒で袋の端まで伸ばす。ここでしっかり伸ばして(押さえて?)一枚の板状にする。

トレイなど台に乗せて冷凍庫で数時間は冷やし固める。

焼く前にオーブンを375℉(190℃)に温める。余熱が終わったらオーブンペーパーを敷いた天板に乗せて袋の横をカットし、生地板を出す。

包丁で端から4cm幅にカット(縦横)、隙間を開けて並べる。

オーブンに入れて25分ぐらい焼く。焼き加減は好みで加減。私は固めが好きなのでしっかり焼いた後、消したオーブンに入れたまま扉を開けて冷ましています。

焼いている間にクリームを準備。生クリームに砂糖を入れて泡立て、ラップして冷蔵。量が少ないので大きめのマグカップで泡立てました。

ある程度冷めたら天板を取り出してカウンターで冷まし、チョコを入れた容器をオーブンに入れて余熱で溶かしました。

冷めたクッキーの片面にチョコを塗り冷凍庫で冷やし固める。冷蔵でも。

裏面に生クリームを塗り、冷凍庫で冷やし固める。冷蔵でも。

固まったら、ワックスペーパーを挟むと重ねられる。庫内の匂いが移りやすいのでタッパーなどに入れて保存。

炒り小麦胚芽。香ばしくてサクサクした食感。Ralph'sで購入。オーツブランは見た目が結構粗いので入れても大丈夫?とずっと敬遠していたけれどしっかり焼けばザクザク食感で食べ応えがあっていいです。食物繊維たっぷりでお腹の調子もスッキリ。Smart & Finalで購入。

写真の粗く刻んだようなザクザクタイプと薄片のようなフワフワタイプとがありました。

 

このレシピはネットで見たダイジェスティブクッキーのレシピ数種をアレンジしました。

アレンジのきっかけになったパイ生地(2年前と今年作ったもの)

左側2枚:ちゃんと作った生地  右:バターを半量ショートニングに替えたもの

レシピは小麦粉(薄力粉、強力粉半量づつ合わせて220g)、バター200g、冷水120gというものでした。前回は結構上手くできたのでちょっと気を抜いて、「バターが足りないから半分ショートニング、小麦粉も高い薄力粉の代わりに大袋で安く買っている強力粉」に置き換えました。洗い物を減らしたくて「混ぜるのはジプロックバッグに入れてモミモミ」に変更。

そうしたら、ショートニングは溶けやすいので粉全体に油が周りそぼろ状になりました。水は少し足しただけで生地がまとまったので、残りの水を足すのはやめて(これ以上足すと生地がベチャベチャになるのが明白だったので)袋から出して麺棒で伸ばしました。

折りたたみパイ生地は伸ばす回数を重ねるとだんだん生地が締まっていつもなら伸ばしづらくなるのですが、不思議なことに何度繰り返してもスイスイ伸びる。

うーん、失敗したなあと思いつつ7回ぐらい三つ折りをたたんで伸ばした後、仕上げました。

出来上がりはアメリカンパイになっていました。サクサクでパイというよりタルトでした。

小麦粉を油脂を混ぜた後で水分を足したのでグルテンができにくかったのかな。

強力粉を何度もたたんで伸ばしたのにこれだけサクサクなのはすごい。

タルト生地は以前、冷やして寝かせる時間が足りず?カチカチになった経験があり、こちらの方が簡単でいいんじゃないかな、と思いました。

パン作りで発酵時のボウルや食パン型、コロネ型などに塗るのに使っているショートニング。

パン用だけだと消費スピードが遅すぎるのでお菓子に使う事にしましたが、「サクサクで軽い食感になる」の意味がようやくわかった気がしました。

ダイソーで1つだけ買った樹脂粘土、ハーブの葉で使った残りから取り分けて薄茶3色を作り、小麦の穂を作ってみました。粒から出る毛先を作るのが難しい。一応小麦の穂の写真を見ながら作ったのですが「雰囲気が出ればいいや」のなんちゃって小麦です。

抗酸化テスト石けん2 オレウロペイン?テスト 〜Olive, Calendula water

写真用のオリーブの葉が無くてローレルで代用↑

スタンプの素材順をもう少し考えれば良かったとちょっと後悔。

左上と中下の黄色い生地がカレンデュラ浸出水、薄茶色生地がオリーブ葉浸出水。

左側上下がセージ浸出オイル、中央上下がローズマリー浸出オイル。

右側上下は精製水と普通のオイルで作成し同じじゃつまらないと上はカレンデュラ花弁細片を混ぜ込みました。右下の無添加の部分は薄緑の具材を入れ忘れたため上に乗せています。

今回はハッキリ色分けされた可愛い感じを目指しました。

<レシピ紹介>

具材と生地量

入れる具材を決め、量を測って大体の生地量を見積もります。今回は2箱作成

用意した具材が150g程だったので、1箱分は75g

1箱分の生地量は

745gー75g=670g  745gだと結構フチギリギリになるので少し少なめに

655gでレシピ組み

紫の具材はオリーブ配合別のサンプルをカット、白は100%単一オイル実験のココアバター のサンプル、薄緑は2019年3月のLavender & Calendula石けん記事で色石けん具材で紹介したアクアパールマイカ(青い鳥ちゃんなどに使った残り最後のカケラ)少し変色してるような?

浸出オイル、浸出水

浸出オイルは前回同様、レシピのココナツオイルを浸出オイルで置き換える

上の型入れ計画図のように3種類の浸出オイルで比べるのでレシピの1/3づつ必要だから

2箱分180gのココナツオイルを3で割ると60g

110gのオイルで作成(120gにするつもりで量り損ねた)

↑薄手のものがいいかと市販の紅茶のティーバッグをカットして中身を入れ替え

普通のお茶パックは袋に染み込む分が少なめになる気がして 右端↓

前に作った緑茶浸出オイルは約80℃のコーヒーメーカ保温のためか後日酸化した石けんがあったのでちょっと低めの温度に変えてみた

右端写真:カレンデュラ浸出水は室温で精製水に漬けた

オリーブ葉のオレウロペイン

前にも使ったオリーブ葉の粉末。生地に直接混ぜ込んだのでは効果が少ないように思われたので、オリーブ葉に含まれる抗酸化物質「オレウロペイン」を抽出できないか試してみました。ネット検索で効率の良い抽出法として水+クエン酸+加温という条件を見つけ挑戦。100℃の方が効率はいいらしいけれどちょっと無理なので70℃にしました。添加するクエン酸の量はよく分からないので適当に。

ティーバッグを取り少し絞ると92g。

水分量は294gを3で割った98g必要だが、不足に気づかずに進めて上段作成時に発覚。精製水をちょこっと足した。

今回は浸出水は薄めず市松模様の可愛さ優先。後で何かわかったらいいな、ぐらいの気軽なついで実験です。

型の準備

使う型2つ分に3分割用ディバイダーをセット

いつもは両側からヘリに差し込む段ボールのホルダーを間にも挟んでガッチリホールド

漏れを減らすため生地も少ししっかり目に仕上げる

↓材料、道具など 具材のことをすっかり忘れていました

<作り方紹介>

ココナツオイル以外の油脂を計量して溶かし、オイルミックスを作る

最初は固形油脂のミリスチン酸、ラードから入れて溶かし、全部溶けたら液体油脂を加える

オリーブオイルを加えたらミリスチン酸が析出したので湯煎で温めて溶かした

200gぐらいを攪拌できる容器(ボウルでなくピッチャーなど底の狭いもの)を6つ用意

3つにココナツオイル3種をそれぞれ60gづつ量り入れた

ココナツオイルの入った容器に1/3のオイルミックスを入れる

 711g/3=237g なので 235gづつ

容器に残る分、容器ごとの重さが多少違うので少し少なめに分ける 1枚目写真は計量途中

ココナツオイルを溶かしてよく振り混ぜ、2つに分ける

3種類、2つづつのオイルミックスが完成 

苛性ソーダ溶液に使う水分を用意する48gづつ 蒸発分を見越して気持ち多め 2枚目写真

オイルと水分(下段の3つ分)が全て揃ったところ 3枚目写真

苛性ソーダを計量する 湿気やすいので1つづつ量って溶かす 4枚目

有害な蒸気が出るので戸外で作っているところ 写真は精製水、カレンデュラ浸出水、オリーブ葉浸出水の順

全てのオイルミックスに香料を添加 ローズマリー、プチグレンのエッセンシャルオイルを2滴づつ うっすら香る程度

何も入れていない、精製水と普通のココナツオイルのサンプルから作る

型を量りに乗せ、量りながら型入れ 入れ終わって具材の事を思い出し、上に乗せた

2種目からは生地に混ぜ込んで型入れ

3種目セージ浸出オイルミックスにオリーブ葉浸出苛性ソーダ水を入れるところ

具材を加えて混ぜ込む

上段の無添加サンプルにはカレンデュラ花弁を入れる オイルに先入れした

量りながら型入れ 上段を入れる時は間のホルダーを外しても大丈夫なので入れやすい

ブレンダーの先はできるだけヘラでぬぐい取り、お湯で洗い流す

型入れ後、ディバイダーを外し、余った具材をトッピング 蓋をしモニター温度計をセット

170F(76℃)に温めたオーブンに入れて90分 スタート時は生地温度27℃

80分後ぐらいから急激にピークを迎えた

ピーク温度は84℃  モニター温度計は74℃にセットしていたのでアラームが鳴ったらオーブンから出すはずが、久しぶりで勘が鈍っていて出すのが少し遅かったのでピーク温度が上がりすぎた

(確か以前の実験でクエン酸添加のサンプルは生地が少し高い温度になるのだったと後で思い出す)

そのまま、35℃ぐらいになるまで室温で冷まし、その後冷凍庫へ数時間入れて型出ししやすくする

型出し後、7つにカットしピーラーでヘリを削り落とし、軽く水洗い、一晩乾燥

翌日スタンプ、乾燥させる

出来上がり

加熱で最高84℃になってしまったけれど、
どのぐらい長持ちするかな?
モニター温度計、新しいスマホに対応していなくてショックです
 

 

抗酸化テスト石けん アボカドハーブ Avocado Herb 2年半後

2021. 7月 作成時                2022. 4月9ヶ月後

これまでの実験一覧↓ ペパーミントグリーンの部分のその後です。

酸化防止テストと実用性を兼ねたハーブの市松模様石けん。

下の紫のチラシ具材が多い石けんは、上と同様の条件ですが余りの各種オイルで作ったため成分が少し違います。

メインオイルのアボカドオイルは酸化防止の実験でこのところずっと使ってきた「痛みかけのアボカドオイル」。レシピのココナツオイルは緑茶葉又はローズマリー粉末を入れて80℃ぐらいまでゆっくり加熱保温して濾した、緑茶浸出オイル、ローズマリー浸出オイルと無添加の3種類のココナツオイルを用意。型の長辺を3等分するディバイダーで3列に分けて型入れ。

又、精製水にカレンデュラ乾燥花弁を浸けて濾したカレンデュラ浸出水と精製水のみの2種類の水で生地を作り分けて上下に型入れします。

ココナツオイル、緑茶、ローズマリーを入れて保温後フィルターで濾す できた浸出オイルは薄緑色でキレイ

カレンデュラ花弁をお茶パックに入れ精製水に浸けて浸出水を作る カレンデュラ浸出水は苛性ソーダを入れたらミルクティー色に

2022. 9月 14ヶ月後               2023. 1月 18ヶ月後

上段の左上、白い部分が対照の無添加部分。ここが一番酸化すると思っていたけれどどうやら違ったらしい。緑茶浸出オイル+精製水部分がどちらの石けんも共に黄斑した酸化スポットが出現。抽出オイルを作る時にコーヒーメーカーの保温部分で約1時間加熱し、最高80℃ぐらいになっていたので酸化が早められたのかも。それに冷暗所の戸棚に入れていたけれど上の石けんは浸出オイル作成から15日、下は40日も経っていた事も原因の一つかもしれません。

作成時の見本と左右が逆なので少し見づらいですが、全体的に生地の色が薄くなり白っぽくなってきています。上の石けんの下段中央の「なんだか透明ぽい部分」は健在。

下の石けんが白くて黄色っぽくないのは、カレンデュラ浸出水で石けんが色づかない加減を試そうと半量の花弁で浸出時間も短くした浸出水を使ったから。

新しく作った薄い浸出液は前回の半量の花弁で、浸出時間も80分から10分にぐっと短縮。元の色、苛性ソーダと混ぜたときの様子もかなり薄い色になっています。

左側2枚が今回の薄いもの、右側2枚が前の濃い浸出液。

目的の「酸化しにくく、添加物の色がつかない白い石けん」にかなり近づけたと思います。

無添加の部分が酸化するまでは効果がどのぐらいか、まだ分からないですね。引き続き観察を続けます。

まとめ

緑茶浸出オイルは酸化しやすい

カレンデュラ浸出水は酸化防止効果あり(これまでと同じ結果)

→緑茶はオイルにするよりも水出しで薄めて精製水がわりに使う方が良い

作り方など詳しくは過去記事をどうぞ

funsoaplabo.hatenablog.com

次回は
ローズマリー、セージの抽出オイル、
カレンデュラ、オリーブ葉の抽出液で
同じような6種生地石けんを作ります

 

 

 

 

 

抗酸化テスト 緑茶葉、ローズマリー+痛んだアボカドオイル=? 18ヶ月後 観察レポート2

左が前回の観察2020年7月、右が今回2023年1月

これまでの実験一覧。薄ピンクのシリーズです。

結果

前回からあまり変わっていないみたい。

こちらのサンプルは100%単一オイル実験のミニサンプルやグレープシードオイルとキャノーラオイルの10個づつのサンプルと比べるとほとんど変化なし。濡れておらず飴色に変色していることもなく。

左下のサンプルが普通に作った添加なしのもので、これが一番酸化すると思われるサンプルです。これだけ両脇がうっすら色づいているのは、最後につけた浸出液が効いているからと思われます。

他のサンプルは浸出液をつけた部分との差が見られないことから、石けん全体に酸化防止効果が現れているのでは、と思いました。

浸出水での変色を防ぐための10倍希釈サンプルは上手く「白くて酸化しにくい石けん」となっていました。

まとめ

緑茶、ローズマリー共に浸出水を10倍希釈して精製水の代わりに石けんを作ると元の石けんの色のまま、酸化防止効果が得られた

浸出水を完成した石けん表面に付けるだけでも酸化防止効果がある

緑茶浸出オイル、緑茶浸出水、ローズマリー浸出オイル、ローズマリー浸出水のいずれも酸化防止効果があるが、元の石けんが色づくため効果が分かりづらい

引き続き保管して観察を続けます。

 

この実験のこれまでの流れをダイジェストで紹介

実験 お茶の抗酸化パワーテストの1年後観察で気づいた事を確かめる

a) 緑茶液は酸化防止効果があるが、苛性ソーダと反応して石けんが褐色化してしまう

 では薄めて使用したら・・・白くて酸化しにくい石けんが作れる?

そのための改良ポイント

・水出し後にお湯で2煎目の緑茶液を使った ー> 水出しで1煎目、更に10倍希釈する

・緑茶とローズマリー粉末を生地に直に混ぜ込むのでなく、浸出水と浸出オイルの両方(ローズマリーの有効成分は脂溶性のものがあるらしい)の材料を用意する

少量30g強(ミニサイズ)の石けんを作る実験なので、マグウォーマーで湯煎保温しながらミルクフォーマーで攪拌の、これまででおなじみの方法で作成。オーブン加熱でまとめて一気に仕上げ。

サンプルの種類は10種類

a) 1浸出させたココナツオイル

     2浸出水で精製水置き換え

     3 2を10倍希釈(精製水の1割を浸出水に)

     4 3と同様だがトレース後に添加する

    1〜4は緑茶とローズマリーの2種づつ

   5 無添加

     6おまけ 3と同様によもぎ浸出液10倍希釈

 

b) 完成した石けんに緑茶液をつけるだけで酸化防止になるのでは?

 完成した石けんの表面に上下に浸出液に浸したキッチンペーパー片を付ける

 上 緑茶

 下 ローズマリー (それぞれ数日後に乾燥したら剥がす)

貼り付けてすぐは薄いグリーンで綺麗だったペーパーは乾く頃にはすっかり茶色になっていました。

詳しくは元記事、観察レポート記事を見てください↓

funsoaplabo.hatenablog.com

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作成から数日後の当時の写真↑

浸出液を付けた部分の方が色がついていますね。

緑茶浸出オイル石けんのうっすらグリーンが綺麗だったんだけどな

 

お茶の抗酸化パワーをテストする 抗酸化テスト18ヶ月後 観察レポート3

雨期が終わって、久しぶりの保管石けんをチェックの続き。

「ベタベタに濡れていたので整理を兼ねての観察」第2弾はお茶の抗酸化パワーの実験。

現在、作成後の酸化を見ている実験が複数あり、ややこしくなってきたのでこれまでの実験をまとめて一覧にしてみました。図内の水色のシリーズの続きになります

これまでの流れ

元の実験 お茶の抗酸化パワーテスト 2020.7 〜

・緑茶の抗酸化力をみるため精製水の代わりに緑茶液で作成する

精製水と緑茶液、で5個づつ10個作成

・各種ハーブの抗酸化力テスト:抗酸化物質が豊富と思われる4種のハーブ粉末*を添加

*カレンデュラ粉末、オリーブ葉粉末、ローズマリー粉末、セージ粉末

・抹茶トッピングの抗酸化力有効性確認:全ての石けんの片端に抹茶粉末をトッピング

<当時の写真>

  左 2020. 7月型入れ時  右 2021. 1月 観察レポート1より

  2021. 6月 水洗い後  観察レポート2より

元記事はこちら↓作成状況や酸化の経過が見られます

funsoaplabo.hatenablog.com

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さて、ではサンプルチェックを始めます。

保管はこんな風に縦の列ごとに順に並べて薄紙で包み、カゴに入れていました。これまでこんなに濡れている事がなかったので動揺しました。気を取り直していつものように特大まな板へ移して観察開始。ヌメリ具合がどれ程のものか見やすいようにちょっと斜めから見たところ。うわ〜ヌルヌルだ。

キャノーラオイル、グレープシードオイル共に両面を見ます。

初めの写真が表、次が裏面。それぞれ左側が精製水(対照)、右側が緑茶液で作成したもの。

表面だけでなく裏面も結構濡れていますね。

精製水で無添加(精製水でハーブ粉末なし)の飴色石けんが基準の色、それよりも色が薄い(飴色の酸化色)ものは酸化防止効果が出ている、という風に見ます。

石けんの色が一番薄かったのは精製水+カレンデュラ粉末のサンプルでした。添加下ハーブではカレンデュラが一番効果が高いようです。

左側(精製水)と右側(緑茶液)とでは左側の方が飴色部分が多く見られたので緑茶液の抗酸化効果もいいようです。

トッピングの抹茶の効果は左側のサンプルのみ表面の右端がうっすら白い水のみとオリーブ葉のサンプルで見られました。

他は添加したハーブ粉末がトッピング抹茶以上の効果があって目立っていないのかも。

続いてグレープシードオイルのサンプルを見ます。

こちらの方が濡れ具合が酷く、石けんを並べるのに苦労しました。

こちらも一番白い石けんは精製水+カレンデュラ粉末のサンプルでした。

こちらも緑茶液を使ったものには飴色の部分がほとんど見られません。

濡れ具合、黄変は少なくても元の石けんが薄茶色に変わってしまっているため、酸化を抑える効果があまり目立たないように感じました。

トッピングの抹茶効果は左側(精製水)でほとんどの石けんに(左端が)うっすら白い部分が見られました。右下の緑茶液+セージのサンプルでも左端がうっすら白いような。

しかし、水+カレンデュラのサンプルだけは抹茶トッピング部分よりも他の部分の方が白くなるという真逆の結果となりました。水+無添加のものとトッピング部分の色を比べるとカレンデュラの方が少し白いので、抹茶トッピングよりもカレンデュラ添加の方が効果が高かったのかな、と思いました。

以上をまとめると抗酸化効果の高さ

ハーブ粉末*添加<抹茶トッピング<カレンデュラ添加<緑茶液

*オリーブ葉、ローズマリー、セージ

となるのでしょうか。それぞれ使用量、濃度で変わるでしょうが、今回の実験ではこんな感じかなと思います。

どちらのオイルでも再下段のセージはヌメリも少なく、色の変化もなく強力な抗酸化作用が発揮されているようですが、いかんせん添加した量が多すぎたのか最初から濃く色づいてしまったため良さが目立ちませんね。添加する量を減らしてテストしてみるのもいいかもしれません。(近日中にセージ抽出オイルでテスト石けんを作る予定です)

その点カレンデュラは色の変色があまりないので石けんの白さが長持ちしていました。

最後に、次回の観察に備えて表面を軽く洗いました。以前のトッピング付きと比べると・・

表面のボコボコ具合が石けんの種類、向きの良い目印になっています。トッピングの名残を見比べてみて下さいね。

要観察の保管石けんが多くてちょっと頭が混乱中、上の空のまめちゃん図

 

100%単一オイル実験 第三期 29ヶ月後、ラノリンその後 観察レポート

先日まで、年末から雨が多かった今回の雨期は例年よりも湿気が高かったようで、保管石けんチェックをしていたら、これまでにないほど石けんにツユがついているのを発見。

酸化の経過を見るサンプルがたくさんありすぎてややこしいので、実験の一覧を作りました。

濃いオレンジのシリーズ、最後に薄いオレンジのレポートがあります。

最後のグリーン→は今回のレポート

これまでの経過を見返しながら比べます。

太め試験管で作った単一オイルのサンプル石けんたちのその後 (作成は2020. 8月)

↑懐かしい レイアウトを揃えるのに苦労した

トレイに並べて保管(順番は下と多少違う)  2021. 6月 10ヶ月後

↑2022. 4月 久々のチェック 変色アリ   湿り気は無し  20ヶ月後

↑2023. 1月 詳しい解説 ↓  29ヶ月後

黄枠内がドライなままを保っている健気なサンプルたち。

ゴマは白、茶どちらのオイルもサラサラに乾燥。ゴマの抗酸化作用はあなどれない!

マカダミアナッツオイルは2つ目のサンプルは良い状態でしたが1つ目は早くから酸化。

作成が上手くいかなかったのかも。

マカダミアナッツオイルと同じ性質と思っていたヘーゼルナッツオイルは他のソフトオイル同様に早い段階から薄く色づき、今回は濡れていたのでこんなに差があるとはびっくり。

ラードは酸化防止剤が入っているわりには思ったほど持ちが良くない。食用にするなら身体にとってはいいのだろうけれど(添加物が少ないという意味で)、石けん材料としては傷みやすいのは困りもの。

下段のハードオイル系はエミュがわずかに濡れており、ラードは早くから酸化して変色、濡れていましたが、他は乾燥していて変わりなし。

ココアバター は出来立ては薄茶色だったのに、とうとう真っ白に。確か他に比べて完成した石けんがアルカリ度が高かったな、と思い出しました。それで持ちが良いのかも。

ひまし油は当初からほとんど変化無し。特殊なことが多くていつも驚かされます。

このサンプルの観察はこれで終了します。酸化せずに残ったサンプルはその内具材として再利用する事になりそう。多分。

 

おまけ ラノリン石けんのその後 ついに・・・

100%第二期の実験でできたラノリン石けん。

見た目、すっかり飴色で落ち着いた雰囲気だったのでpHテストをしてみました。

2021年5月(9ヶ月後)はこんな具合でしたが、現在2023年1月(29ヶ月後)は右写真。

カットしたものがサンプル1、右下の一番色の濃い右下がサンプル2、右上がサンプル3

うん?何だか随分pH値が下がっているみたい。水に濡れた部分が白くふやけていて、いかにも「石けん」っぽい。これはイケるかも。

サンプル3と1で泡だてテストの様子。泡が目立つように手袋をしています。先に素手でも洗ってみましたが泡立ちが悪いクリーミーなヌルヌルができるタイプの石けんでした。手に刺激や使用後いつまでもヌルヌルしたり手が乾いた後荒れた感じもなく大丈夫でした。

ただ、一番色の濃い飴色の石けんは置いていた下面がネッチャリのままでその部分は石けんではなくテープの粘着部分のような感じで、そこに触れたら手に粘着物質がくっついて不快でした。おかげでその後普通の石けんで何度もゴシゴシ洗う羽目に。

それでようやくネバネバは取れたのですが、臭いはいつまでも手に残り、困りました。

泡立ちテストを終えて石けんを軽くすすいで少し乾かした状態。手前の石けんだけ表面がテカっていて、その部分が粘着部分です。洗った直後は2枚目のように手前の石けんは表面が全体に白くふやけています。一番上の半分の粉ふきはソーダ灰でこのサンプルは軽く水にくぐらせただけなので残っています。

3つ作ったうち、苛性ソーダ量が一番多いのがカットしたサンプル1でオイル35gに対して4.7g。残り2つはサンプル2が2.4g、サンプル3が 2gです。

長期熟成で何とか石けんになったけれど、あえてこれを石けんに添加するメリットが何も感じられない材料だと思いました。

驚きのハプニングが色々あって興味深かったし、それなりに楽しめました。

この石けんのために使った型は洗浄するのが大変で、すぐに取り出した1と3は何とかなったけれどずっと入れっぱなしにしていたサンプル2のは粘着も匂いもガッチリついていて廃棄処分となりました。

最近は長さを短く、胴体を少しぽっちゃりにしたタイプを作っています。
適当には作って形にはなるんだけれどレシピを書くのは難しく、作りやすい方法を模索中。
そのうち記事にできたらいいな・・・

 

ハロウィン2022 魔女の部屋

カボチャは無しでハロウィーンだけでなくずっと飾れる物にしてみました。

魔女の部屋にありそうなものを片っ端から思いつくままに作ったので雰囲気が合わないものもありますがご容赦ください。

木工細工、オーブン粘土、ペイント、UVレジン、樹脂粘土、ワイヤークラフト、裁縫などのクラフトが混じっています。

本棚の一部にダイソーで見つけたカトラリーケースを入れて飾りました。

中途半端なサイズの木の端材で小引き出しがいっぱいの薬箪笥を作りました。

引き出しは何が入っているかのワクワク感と開け閉めした時に木が擦れる「ストッ」という感触が好きでついつい作ってしまいます。

天然石のさざれが一つ入るサイズにした引き出しはとても小さく、本体の仕切り底部分と引き出しの側面は薄板を使いました。ツマミ部分はアルミワイヤーで。あらかじめピンバイスで穴を開けておき、塗り(前面に下地、色、仕上げ剤)が終わったらグルーをつけて差し込みます。巻貝風の物体はラメ入りオーブン粘土です。

引き出しの上に水晶のような飾り物と卵のような球体のオブジェを置いているのですが、扉写真では蜘蛛の巣で隠れています。透明タイプの粘土で柄を透けて見せ、蓄光粘土の光る模様つき。

蜘蛛の巣も蓄光粘土で光るタイプ。三日月と星の飾りをつけ、丈夫にするためUVレジンで覆って板状にしました。本棚の上段の本の下に糸で結んだ木片を挟み込んでいます。

燭台とロウソク。燭台は木でパーツを作りグルーでくっつけます。中心の柱は角柱をヤスリで削りました。ロウソクを刺す部分は虫ピンを下側から刺しました。真ん中だけ上から刺して下の柱まで少し突き刺し、頭部分だけカット。先にペイントを仕上げます。

ロウソクは紙製のキャンディー用の棒を好みの長さにカットします。刺繍糸3色を適当に取り(黄2、朱3、赤4本)10cmほど切り、端から1cmぐらいの所に細いワイヤーを巻きつけて二つ折りにしてねじり、炎の形にグルーで整えました。

写真は先にロウソクをつけていますが塗る時ロウソクを汚さない様にするには難しかったので、外してやり直しました。 刺繍糸は短く切ってからワイヤーで巻くと持ちにくくやりづらいので長いまま適当に作って形良くカットする方が楽かも。中にグルーを少し乗せて指でふわっと軽くつまんで形を整えました。好みでガッチリ固めてしまってもいいかも。

ペイントはウッドシーラーで下塗りし、更に薄めたグルーを塗ってはメタルフレークをピンセットで乗せて貼り付け、下地が見えなくなるまで繰り返し最後に仕上げ剤を塗りました。

燭台が完成したらロウソクを刺します。棒は紙を巻いて作ってあるので中心に小さな穴があるものが多かったですが、カット時に潰れた場合はピンバイスで細い穴を開けました。

黒い動物たちは古いオーブン粘土(スカルピーベイク&ベンドの曲がるタイプ)を使い切りたくてハロウィーンや魔女に関係しそうな動物を選んで作りました。見本なしで適当にしたのでやはりガマくんの足がなんかおかしい。

カラスは足に細いワイヤーを入れているのですが、付け替えようとしたら足先が割れてしまったのでグルーで補修。古い粘土で柔軟性がなくなっているのかも。

焼き上がり後に曲がるタイプの粘土は変な弾力性があって反発する感じ、シャープなものは作りにくかったです。

色味が欲しくて適当にワームボウルも作りました。

黒い粘土はまだまだあったので、特大魔女鍋も作りました。

プレモシリーズ(スカルピー)のセットに入っていた緑の具材入り粘土が少なかったのでできるだけ節約したらこんな風になりました。

かき混ぜ棒には目玉をつけました。先はスプーン形じゃなく手の形にしても面白かったかも。

中にミニLEDライトを入れられます。

椅子は家にあるものを参考にしました。パーツをカット、ヤスリがけしてグルーで接着。白木を生かした仕上げが好きなのですが、今回はホラーなイメージなのでダークにペイント。テーブルは年輪が見える丸い木の板に先述の古い曲がる粘土(茶色)で作った脚をつけたもの。それだけでは何だか寂しいので、下にスライド式の補助テーブルを作りました。上に物を乗せたら重みで留めている釘が緩み抜けてしまうので、少し厚めの包装プラ板と曲げたヒートンネジで押さえています。テントウムシの羽をイメージしてペイント。

薬草入れはオーガニックスーパーのバルクコーナーをイメージ。透明なフタで中が見えるように。フタは写真の通りダイソーで買ったミニハサミのパッケージのプラ板をカットして作りました。斜めにカットした仕切り板にはプラ板がスライドできるように細く溝を入れます。サインの看板もつけました。釘は飾りも兼ね、あらかじめピンバイスで穴を開けておき、先をカットしたミニ釘を刺し込みグルーで留めます。ダイソーで買った樹脂粘土で作った葉っぱを入れました。Miniture Rosy Yukari Miyazaki さんの動画でやってみたくなり挑戦したのですが、スカルピーなどのオーブン粘土と違い、樹脂粘土はすぐに乾いて固くなるし作業は細かい!慣れるのに時間がかかりました。数を作るのは地道な作業で根気がいります。

カゴは同じく宮崎さんの動画でとっても素敵で可愛いものを見て挑戦したのですが、使ったワイヤーの号数が少し違ったせいなのか上手くいかなかった。丁度たくさんあった水引に素材を変えワイヤーと組み合わせて作ったのが上に見えている赤いもの。随分大きいものになってしまいましたがやっと形になった! それに気を良くしていくつか作る内、「ハーブの束を入れるのに葉っぱがよく見えるカゴが欲しいな」と感じたので側面の高さを切り変え、中も仕切りがあるカゴを作ってみました。真っ赤な色ではちょっと強すぎるのでくすんだピンクとゴールドをザックリ混ぜてちょっと地味に。まめちゃん用に作ったキノコも入れました。2020/6/22のラベンダー&カレンデュラ石けん記事のラスト写真です

葉っぱもグルーのつけ方も下手なので壊れやすく取扱注意なデリケート作品です。

まじないをする時に使うグッズを置ける台を作ってみました。節があってカットに失敗した欠けた木片などを組み合わせ、斜めに立てるもので引き出しもつけて。倒れやすいので飾る時は両面テープで底を固定します。写真のパーツはこれに使わなかったものもあります。製材ミス?なのか混じっていた変な薄板をカットして組み合わせ、UVレジンで固めて一枚板にしました。これを台に乗せる計画でしたが大きくなりすぎたので古紙風にした画用紙を使いました。

短剣は宝石を散りばめたような感じで、と鐔 -つば- から下は木で作り、燭台と同じ様にメタルフレークで覆いました。刃の部分はオーブン粘土。シャープさを出すため、新品のオーブン粘土の角が刃の背の部分になるように薄く削ぎ、そのまま歪まないようにアルミ箔に乗せて焼きました。シルバー、ゴールドの粘土は捏ねると中の細かいラメが模様みたいに見えてグンニャリ感が出るので気をつけます。宝石っぽい飾りもカケラを焼いてグルーで接着。あれこれ載せたいものが多くなり、場所が足りなくなって引き出しから覗かせる事にして両面テープで仮固定。ブルーとパープルの棒は深い意味はなく剣の座りをよくするのと色味を足すのに入れました。飾りろうそくって事に。 ペンはオーブン粘土で持ち手部分は中にワイヤーを入れて折れにくくしています。インク壺は木を削ったパーツを3段重ねにしてグルーで接着。 引き出しに引っ掛けているビーズの蜘蛛は昔作ったもの。ようやく日の目を見ることになりました。

試験管立ては魔女にあまり関係ないですが作りたくて。綺麗な円形にくり抜くのはピンバイスと棒状の半円形ヤスリを使いました。

試験管はストローにビーズ、セロハン切れ端をちょっぴり入れてUVレジンを流し込みます。底からの漏れ防止でストローは古石けんに差し込みます。石けんは溶けてなくなるので瓶形のものを作る時、捏ねて形作り、レジンを塗りつけて硬化させるのを繰り返せば中空のものができるのでは、と思ったのですが仕上がりが白濁するので後から重ねてレジンをつけられない中空のものは磨りガラス風で凸凹なラフな仕上がりになりました。

ストローで作ったレジンの棒の底部分を丸くするために少しづつレジンをつけてはライトで硬化させる、を繰り返して試験管を仕上げました。

引き出しの上のと同じ球体のオブジェ。実はこのシリーズ、粘土節約で中空構造になっていて、このグリーンのだけが作る途中で割れてしまいました。柄が入っているので捏ね直しはできないし、と考えて「手」を出すことに。やってみたらなんだかいい感じになったので、調子に乗って爪と光る粘土の指輪?飾りもつけました。

時計は正方形になった木片を削っていたら綺麗な円形になったので作ることに。ちょっと不思議な雰囲気にしたくてチョウの飾りをつけました。細いワイヤーを挟み込んだグラデーションカラーのマスキングテープでアゲハチョウ、モンシロチョウ、アオスジアゲハのイメージで適当に切って作りました。アオスジアゲハは羽のバランスを失敗したっぽいです。本体裏面にテープで貼り付けただけの簡単なものです。

ミニLEDライトとワイヤー、くるみボタン金具、巨大ハトメでランタンを作りました。

アルミワイヤー、くるみボタン金具はダイソーで、巨大ハトメはMichael'sで購入。

アルミワイヤーを叩いて平らにし、くるみボタン金具に留めつけます。叩くのは穴を空けるため。ハトメの穴にミニライトが丁度入るサイズだったので考えたデザインです。

巨大ハトメにも十文字に当たる部分に穴を開け、曲げたワイヤーを留めます。Tピンで固定。ダイソーで買ったタピオカストローを適当な長さに切って嵌め込み、カラーのライトにしました。ちょっと座りが悪くスタイリッシュでもないのですが、今はこれが限界。

怪しげな占いの館、みたいな。それにしてはテーブルが物で溢れすぎですね。奥の変な植物風オブジェも曲がるタイプの粘土消費のためにひねり出した物体。もっといいものを思いつくまで眠らせておいたほうがよかったかも・・

杖は骸骨をつけて蓄光粘土で光る稲妻ぽく筋をつけてみました。粘土ではどうしてもシャープなギザギザにならないですね。あ、テクニックがないだけか。

 

ローブの型紙は「フード付きローブの作り方 羊屋 人形館」さんのブログを参考にしました。生地はずーっと昔に友達がハロウィン衣装を作った残り。薄くて端がほつれにくい生地で作りやすかったけれど、刺繍が下手で歪みまくり、誤魔化そうとしたらなぜか縫い目がとても細かくなってしまいました。帽子は2020年ハロウィーンで魔女のまめちゃんに作ったもの。2020/10/28 活性炭パウダーと赤パームオイルの具材で その2の「ゆ」の文字入り温泉石けんを作った記事のラスト写真です。Booサインをスカルピーのベイクボンドでくっつけたので粘土同士が溶けてくっついている状態。タッキーグルーなら簡単に剥がせるのですが跡が残りそうで今回のイメージには少し合わないけれど妥協しました。

コートラックは帽子と杖も置ける様に。台座が小さすぎて安定感がとても悪く、これも両面テープで要固定。帽子を置く部分はサイズをミスした補助テーブルのパーツ。

骸骨のお面はハロウィンおもちゃの骸骨プラスチック指輪に伸ばした蓄光粘土を被せて形取りして裏返したもの。薄いのでアルミ箔を丸めた上に乗せて焼き、型崩れを防ぎます。手前はタンポポの綿毛入りレジン球、プラビーズを入れたゴブレット(オーブン粘土)

下段の黒い壺類はついうっかり長く焼きすぎて真っ黒になったオーブン粘土作品たち。

ハシゴは曲がる粘土消費のために作ったので、ちょっとクニャクニャ。壊れにくいからいいけれど、ハシゴだからあまり曲がって欲しくないんだけどな。

夜に撮影すると影がつくので、よりおどろおどろしい感じが出ますね。
ライトを消すと・・・

上の方の壁中央はスマホのゴースト。下の特大魔女鍋中のミニLEDライトの反射です。

他のあちこちで蓄光粘土を使った部分が光っているのが見えるかな。